タカムラ見聞記 米騒動

一千年ぶりに現世へ立ち返ったタカムラ(小野篁)。幕末の動乱に生きる京都の庶民の生き様を見届ける妄想の見聞記

北山秋嘉

7分 (4,005文字)
タカムラ見聞記の三作。いつもながら時代小説を書いている時の脳裡には、当時の京都を映す景色ばかりが浮かび上がる日々である。

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あらすじ

 超・妄想コンテスト「お花見」の応募作品です。  新緑の頃から現世に立ち返り、幕府の治世が揺らぐ時の、民の処世を見てきたタカムラ。秋になる頃から米価の高騰を罵る人の声を聞くようになった。そこで、一千年

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