受賞

メメント・杜(メメント・もり)

現実と仮想の狭間で

増森海晶/たってぃ

ホラー 完結
9分 (5,343文字)
思い出を何度も上書きして

20 522

あらすじ

 去年のお花見デートは散々だった。  せっかく千春に作ってもらった弁当に、黒くて大きい虫が桜の木から落ちてきたからだ。  その虫は背中についたご飯のせいで、身動きが取れなくなり、背泳ぎみたいに脚をバタ

目次 1エピソード

感想・レビュー 2

超・妄想コンテスト『お花見』裏会場👑銅賞受賞作品

過去と現在、現実と仮想現実が入り混じる中で男が自分に対峙して行くお話。お話の組み立て方は秀逸で艶やかな桜と異質感強く打ち出される黒い虫の対比も見事、それが後々への布石にされているのはさらに驚きを呼びま
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魔の手が手招きしているラスト。

読了いたしましたので感想を失礼しますm(__)m 何がどう表現されているのか、それは作品の描写として、美しさがありますね。 それが、ホラーだったとしても。 読者の皆様にはぜひ、彼が何に怯えているの
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