江戸御伽草子 堕天の龍 ~旅の侍と不思議な狐のおはなし~【神代の龍から幕末の侍、物語を連載する僕に繋がる歴史ファンタジー】

これから綴る物語は、僕が山奥の神社で聞いた不思議な話。神代の昔から幕末の江戸、現代へ…物語は果てしなく繋がってゆく——。

藤本サクヤ

5時間55分 (212,748文字)
2024年8月から半年間、毎日18:59に連載していた作品です!お楽しみいただけたら嬉しいです🙇🏼‍♂️

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あらすじ

「大型歴史ファンタジー」×「メタフィクション」! その土地には、恐ろしくも哀しい龍の伝説があった——。 WEBサイトに小説を投稿する「僕」は会津の山奥で、とある神社に迷い込む。 そこで出会った不思議

感想・レビュー4

ああ、終わってしまった……

 藤本様の御作は何と言ってもこの読後感の爽やかさに尽きるかと思います!!  あんなに大変な事象が次々に怒って、読んでいる場所が竜巻で吹っ飛ぶのではと錯覚するほどのケレン味もあったのに、登場人物達が皆、人間臭く、苦しみ、成長し、そうした細やかに心を動かしている描写が丁寧に書き込まれているからでしょうか、ストンと腑に落ちる安心感のようなものがあるのです。  ああ、読者がこんな風に爽やかな読後に浸れるような作品、私も切磋していつか書けるようになりたいと、思わずにいられません。  また、構造の仕掛けも巧妙で、碧葉と律の石碑でも本当に建っているのじゃないかと錯覚するほど、物語に真実味と骨格を持たせるこの
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この物語は史実なのでは!?

主人公が旅先でふらっと訪れた神社で、不思議な語り部さんから聞いた土着の物語が、ストーリーの中心です。 主人公が感じたのと同じものを、読者のみなさんは感じるでしょう。江戸の風、くろもじ茶の香り、隅田川沿いに咲く花、そこに生きる人々――そのすべてが生き生きと脳内に再生されるはずです。 そして、思うのです。この物語の主人公は、本当は碧葉という名の若侍ではないか、と。自分はただの観客に過ぎず、彼の人生の足跡をこうして辿っているだけの……あれ、違う。自分は、本当に観客に過ぎない。語り部が語る物語の、本藤が書く小説を見ているだけの人に過ぎない。なのになぜだろう、彼らがとても近くに、同じ時代に生きている気さ
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分水嶺を超えて

蒼枯な史実を礎とし、登場人物たちの作り出す物語としてのおもしろさが、ものすごいレベルで融合した秀作であります。 ……光と闇、白と黒……といった、相剋するものが押したり引いたり、一進一退の攻防を行いつつも、作品を中間色に染め上げます。 作者さまご自身の「集大成」として、ご執筆になられたのではないでしょうか? 推敲が重ねられた作品であるのは、全体のつくりからして、論を俟ちません。 そして、読者の一人であった私が、当小説の作者・藤本サクヤ様の創作活動の一部となれましたことは、我が身の誉れであり、恭悦至極に存じます。 結びといたしまして、さにわびとの私が真白様のお言葉をお伝えしましょう(笑) 「……
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公開日2024/8/15

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