僕はたったひとつだけ、この世でいちばん美しいものを知っていた。

だれが望まなくとも、わが君に外の世界を見ていただきたい。/三行から参加できる 超・妄想コンテスト第228回「山」応募作

灰黒猫

7分 (3,750文字)
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あらすじ

 まだ暑さの残る初秋、マンションのベランダから、ちづるが声をあげた。 「山だ。しかし、中が透きとおっているぞ」  僕がベランダに出ると、そこから見えたのは……。  僕は一ヶ月前、公園でちづるを拾った

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公開日 2024/9/5