なごりの女(ひと)

サークルの小説大会提出作品 テーマ・冬

直田 麻矢子

22分 (13,062文字)

37 499

あらすじ

雪深い温泉地へ自殺をするために向かった松本浩一。   少女のようなあどけなさがのこる吉川千鶴。   二人が演じる、愛と性、彷徨と希望。それをとりまく雪景色、そして――。   人の「生(せい)」は、はか

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感想・レビュー 1

再生の物語

幻想的な雪景色の中、揺れ動く心模様が展開していく。重いテーマを扱っているが、リアルな冬の情景描写が美しく描かれている中、人間の気持ちの瞬間的な動きの描写が心に響く。 結末まで、雪景色が織りなす幻想美に
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