ぶつかりおじさんを捕まえ、まるで某ゲームの様なバトルが繰り広げられる。 何故か始終怒っており、敷かれた道を歩きたがり、決して道を譲らない。そんなリアリティのあるぶつかりおじさん同士のバトル、そのルール

いらなくなった書物を調理するレストラン。その表現だけでわくわくし、それから、本の帯がいいスパイス、ホラー小説だと時短、恋愛小説の時は生クリームを少なめ。まるで思い出のようなセピア色。そんな本と料理を上

まず変装を得意とし、人混みに紛れて盗みを働くスリを『ウォーリー』と名づけたその発想に思わず脱帽。そこからのスリ対警察の攻防、そしてフラッシュモブを巧みに使った警察の鮮やかなウォーリー逮捕劇には、思わず

最初はヘビとカエル。ヘビの長い体がカエルのマフラー代わりとなる。そのアイデアがとにかく秀逸。そこからの、天敵同士からのほのぼの童話と見せかけ、後半からお互いの本当の姿が明かされ、それもまた敵同士。 ヘ

透明人間の存在が明らかにされ、 そんな透明人間との共同生活によって変わる ひとりの女性の物語。 透明人間が触れた物は見えなくなってしまったり、開封済みの物しか食べられないためにあたたかい物を食べること

色んな意味で最強防犯グッズ、 山田太郎を巡る物語。 アイデアだけでもう、興奮し、 そして楽しませて頂きました😄 社会における犯罪行為はなくなったが、 それと引き換えに消えていくそれぞれの個性。 皆が

インターホン越しに映る警察。 痴情のもつれの末の殺人。 復讐による殺人。 ページを捲るごとに明かされる展開は 一見刑事ドラマ(主に２時間サスペンス)で よく見られるネタばかりだが、 それぞれのシーンの

孵化待ちの卵というキーワード。 一見子どもだが一途で 深い彼の想いが絶妙に重なり、 こちらも孵化直前の卵の中にいるかのように、 心があたたかくなりました。 先生の独白、その心理描写も素敵でした。 ハリ

痛みの不法投棄、という文言に惹かれつつ 読み進めていくと、作者様の母性が 深く心に染み渡る様に伝わってくる、 素敵な物語でした。 痛いの痛いの飛んでいけ〜の言葉と その意味する通りの不思議な力を巡る思

もう物質云々の視点のお話、 というだけでワクワクしました✨ タンスの角やらシャンプーやら スニーカーの靴紐やら。 それぞれがそれぞれのやり方で 人間たちへの反乱を起こす。 その数々の方法に、 始終ニヤ

お腹が空いたことで鳴り響く、体のあらゆる場所から次々と届く内線。 多種多様な反応を見せるそれぞれの臓器たち。 体内のあらゆる場所を経由したのち、そして鳴る、お腹の音。 もうこのアイデアだけで、やられて

まず、自分と同じくらいのくまのぬいぐるみに顔を埋める姿。想像しただけで微笑ましくなりました😄 サンタクロースのソリは最高の研究対象。 飛行中の様子について聞きたい。 もうその子どもたちのサンタクロー

漫画の原稿の中の問題を解決する探偵。 もうこのアイデアを聞いただけでわくわくしました😄 描こうとしていた漫画の中はアイデアが盗まれたために真っ白で、ボツになったアイデアのたまり場だからアイデアの墓場

ＢボタンというＡＩの秀逸な裏設定がとにかく良かったです。 生きている者を救うためのＡＩが、裏設定によりその者の『今』の現実を突きつけ、現在の人生を崩壊させてしまう。 まさに因果応報的物語ながら、とても

それぞれの天気の神様がまさかスマホ片手に……。 とても秀逸、かつ魅力的な組み合わせですね。 ストーリー展開も晴、曇、雨。それぞれの天気、ならではの設定にもニヤリとさせられました。 雨神を元気づける方法

ページひとつひとつに伏線が貼られ、ラスト数ページで全てが繋がって。思わず二度読み。騙されたと同時に楽しませても頂きました。 タイトルにもひねりがあって素敵です。

はじめまして。 ミステリを好んで読む傾向にある身としては、あらすじだけで推理する探偵、というアイディアに惹きつけられました。 荻原と萩原、それに基づいた推理、良かったです。 ぜひあらすじ探偵をシリーズ