入り方は非常に興味をそそられる内容で、読み進めていくうちに面白可笑しく感じてきました。実際、そういうページコメントも残しています。 ですが次第に内容は自分の思い当たることに直接訴えかけてきます。ガツン

ありふれたような冒頭から始まり、いつの間にか不思議な空間に囚われ、気がついたら作中に没入していた、それほど深みのある作品です。 あとがきを読んで、プロット段階では中編だったと知って、短編なのに内容が詰

独特な雰囲気を醸し出す、不思議な世界で描かれる素敵なお話しです 物書きなら誰もが夢見るような日常と、体験したことのない幻想的な体験が味わえます 眠る前にココアと一緒にいかがでしょう？

自分が一生懸命作ったものを、好きな人に「美味しい」と言ってもらえたら。それはそれは、とても素敵なことですよね。 ケーキを作ろうとして、真っ黒な"何か"を作り出してしまう女の子が、頭のてっぺんからつま

作者・遥人様初のシリーズ作品の第二弾。 同じ場所で行われる、まったく異なるストーリー。 冬の教室の冷たさが、身に染みて蘇る冒頭。 そんな中、ストーリーを読み進めていくと、とても胸がときめくセリフによ

オフィスラブ風な現代ファンタジー。 美しく、ミステリアス"彼"の動向に釘付けになり、まるで自分が主人公になったように読めます。 プラトニックな展開ながら胸が高鳴る大人な作品です。

読んでいるだけで、その場面の静けさが伝わってくる描写の連続です。 感情の変化と、さまざまな色が白紙に描かれる情景が上手く合っています。 心が洗われるように穏やかな描写でありながら、最後に胸がときめく作

一瞬ファンタジックに感じる冒頭ですが、すぐにファンタジーとは無縁な世界とわかります。 お話はファンタジーにも負けないほどの、夢見心地な世界観。 ちょっとした合間に読んで、胸がいっぱいになる爽やかな作品

主人公のひとり称視点で進みます。出自の関係もあって、年齢のわりに達観している視点のために、大人でも違和感なく読める。 それでも年相応の初々しさや、苦悩する姿があり、少しずつ成長していく描写がとても丁寧

この時期になると、進路とか就職とか、そういったワードを耳にするようになります。 そうした言葉と無縁になったのはいつだったのか。出会いにも、別れにも、ひとつひとつ心を動かしていた日々。誰もが経験し、乗

書く+読む。書き手と読み手がいて、初めて読書が成立します。 自分の作品が、世界観が、誰かに受け入れられるのか。初めは誰しも不安です。 間違っていないか、賛同されないのではないか、批判されないか。

一方通行の想いで切ない部分もありながら、恋をする楽しさも表現されています。 時に嬉しくなったり、哀しくなったり、視線を交わして胸がときめいたり。 純粋な想いであるがゆえに、決して届かない想いだと認識さ

じっくりと、核心に近づいていく雰囲気。まるで自分がその場にいるかのような感覚に陥ります。 誰もがキュンとするようなシーンが、さりげなく、自然に描かれている。 読み終わった後、胸がいっぱいになる作品です

暗く、深く、堕ちていくような話。 奈落の淵を覗いているような気分にさせられる話ですね。 人の負が凝縮されていて、なんともやるせなくなります。

大切な人を喪った時、どうするか？ 誰もが経験などしたことがないながらも、誰もがその立場になり得る。 人の闇、悲哀、憎悪。短いながらにも、印象的な言葉とともにそれが深く表現されています。 目を背けたくな

きっと大半の人がやったことあります。某RPGゲーム。 思い出してください。あの頃平然とゲーム内で行っていた行動。でもそれって、人としてどうなん？という疑問を面白おかしく描く！ 抱腹絶倒な内容に、きっと

大人になるといろんなしがらみが増えて、自分の感情だけを優先させるのが難しくなったりする。そうした状況をファンタジーに当てはめて、幻想的に上手く描かれている。 登場人物の揺れ動く心情がしっかりと書き込ま

日常でよくありがちなシーンから始まり、そして読み進めていくうちに徐々にあれ？と違和感を覚える展開になり、最後は自然に引き込まれていました。 なにか教訓のようなものを教えてくれる、短いながらも密度の濃い

日常生活で誰しもがついやってしまうこと。それにあえて切り込み、ショートストーリーとして仕立てた作品。構成が秀逸で、読み終わって感嘆してしまいました。これから読む方は是非スターを投じて、スター特典もご覧

言葉選びや、雰囲気が幻想的。演出されている舞台をイメージすると、まるでおとぎ話のような世界観。ですが、ストーリー自体は哀しく、日常の中である人の別れと思いがしっかりと書き込まれています。

謎の少年に振り回される、きたなトラン、すずかぜ食堂の看板娘・茉莉。 茉莉が少年に抱く感情は、果たして恋なのでしょうか…。 謎の少年の言動と、茉莉のツッコミがとにかく笑えます。元気が出る作品です！

当初はいけいけドンドンなのかと思っていた俊が、実はそうでもないとわかって一気に親近感。 たまにときめき過ぎて直視できないような展開にもあって楽しかったです。 これから先がどうなるのかワクワクさせられる