決意が固まり、何段も階段を上って次の扉を開けた二人。 共通の思い出を振り返りながら深まった絆は、お互いの苦しい経験があったからこそかもしれませんね。 何よりも、エオリアン・ハープが弾けて良かったです。

ショパンのエチュード、エオリアン・ハープは主人公の得意の一曲。 しかし、作中では彼は一度も弾かず、過去の演奏の描写のみ。 それでも、登場人物に大きな影響を与える曲として存在感を放ち、物語は三人の若者

背景描写が美しく、情景が鮮やかに浮かび、まるで歌声まで聴こえてくるかのようでした。 子供の頃に挫折を味わい、今でも無気力に過ごしていた男の子が、前向きな女の子と出逢い、好きなことを自信を持って「好き