老人の描写は不気味さが伝わってきて素晴らしかったです。しかし、セリフの合間に挟む行動の描写が物語のテンポを遅くしてしまっていて少し気がかりでした。

純粋に一緒にいたかっただけだったのになぁ、と心がキュッと締まる感覚がしました。

人物間の会話や、私の内心の説明が上手で、思わず私に感情移入してしまいました。ただ少し気になった点が、短編なのに恋愛ものということです。短い物語の中で恋愛を表現することは、言わずもがな難しいです。そのた

まさか犬とは思いませんでした。赤が見えない理由、「私」がなぜカズマやトオルとカタカナで表記するわけが分かり、一本取られた気持ちです。ただ「私」を実は犬でした、と表現することばかりに集中しすぎた内容に感

冒頭の黒田くんのかっこよさに惹かれる私の表現はいかにも恋って感じがして良かったです。ただ、それに対する私の本気度が分かりにくいと感じました。アイドルのようなものといっても、誰かに取られることは嫌なはず

あくまで僕が思った感想なので、的外れなことを書くかもしれないことを断っておきます。 木々などの表現は綺麗だし、大海原で双子と再会といったワタシの考えは想像力が膨らみました。しかし、前者は表現の使いま

竹沢さんのセリフには特徴があって純粋に楽しめました。アメリカっぽい例えはクスっと笑えて面白かったです。竹澤さんが中心の作品を読んでみたいです。 ストーリーの感想ですが、間違っていたらすみません。不器

初々しい日常から非日常へと移り変わって行くストーリーは純粋に楽しめました。話のテンポがよく、頭に入ってきやすかったです。 まさか被害者がラストで変わってしまったことには驚きました。子供時代のショック

『夏の幻日』という童話は存在しません。これは原爆をイメージしたものです。つまり、最後にでてきたものは原子爆弾が投下されたことで、焼かれて川に流れるのは彼らの遺体です。 川の名前を調べるとより理解が深ま

幸せという観点から読めば満足できます。ただ、幸せすぎるのは逆に作品としては面白みがなくなってしまうような気がしてしまいます。ですが、幸せな日常を描く文章力は素晴らしいです。幸せから不幸に転落するサスペ

まだ連載中なのでストーリーに関しての感想は書かないでおきます(翼を何に生かすのかはとても気になってます)。 不快さを表す文章力は素晴らしいと思いました。また、鬱陶しい暑さのあとに涼しさを表すという対比

あくまで僕の感想ですが、主人公は受験で頑張る人や恋愛を楽しむ人とは違って満たされてない日々を送ってたんだと感じました。だから、ロマンチックな出会いをしたクラスメートを特別な目で見たんだと思います。若さ

実は近くにいたという結末は、前へ進んで行くようなメッセージがあって良かったです。でも、男の子はどこにもいなくなったことはちょっと悲しかった気もします。続きがあればぜひ読んでみたいです。