大切な、大切な、宝物を こうして私たちにも見せてくださって ありがとうございます。 つたない言葉ではこの心に生まれた 濡れているような、温かいような 抱き締めたい何かを表現することが出来ませんでした。

ふたりのこれからに希望を持たせながらも ダイレクトなところは描かない、という終わり方と ふたりの会話が軽やかでとても良かったです。

「彼女」の正体に思いを馳せながら最後まで読み、その余韻を愛おしく思える素敵な作品でした。 最後の主人公の決めたことも、とても大切な何かを見せてもらえたような気がします。