崩壊して行く蒼く彩られた瞳の中の、真っ赤な客室……  これぞ、怪奇サスペンス・ホラーミステリーの決定版!  人々の情念と業(ごう)、それに愛憎が二重・三重に折り重なって、使われていない呪われた客室
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 それまでの《目を背け、現実から無意識のうちに抗おうとしていた関係》が、男と女の距離感を縮める、そんな些細な出来事で壊れて行く。  危険で甘い、飴細工で作ったグラスが、パリンと音を立てて割れ砕けるよう
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 ティーパーティー、そして殺人と悪夢。  ルイス・キャロルの名作に着想を得たと言われる、メタフィクション・ミステリーの傑作、中井英夫『虚無への供物』が愛読書の私にとって、今作の見事なトリックと秘めら
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 音楽や歌唱、演奏に舞台。  こういった「その時間と空間を共有する芸術」というものは、楽譜や詩が残っていたとしても、瞬間・刹那だけの美であるのです。  儚き美しさ。  まるで、桜の花びらがひら・ひら
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「得るために失って行くものがある」……この史上最大の命題を、現代に蘇りし《カインとアベルのレクイエム》に乗せて、読者を切なくも危険な庭園の演奏会に誘う作品です。  ロイヤルストレートフラッシュが揃う
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 この作品の作家様・飴玉雪子様は、どの作品も《音に、息遣いに、言葉の持つリズムに》……登場人物の生き様が投影されているから大好きです(^O^)  大切なもの・物・そして者を失う位なら、自分の力で壊し
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 1960年代後半から1970年代にかけての、ズバリ「高度経済成長」の時代に青春を過ごした読者なら感涙し、また当時を全く知らない読者にはかえって「新しい」感覚を与えてくれるような、いわば《実録小説的》
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 シャーロキアン歓喜!  ここまで計算づくで「才能を使い遊べる」名探偵と作家様は、なかなかいらっしゃらないでしょう。  流体力学のセオリーをさらりとコーンスープという《身近なもの》に投影するテクニ
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 前作と比較すると、扱う事件の幅が広がり、またレギュラーキャラクター達の人間関係も(良い意味で)一筋縄では行かない展開を見せつつあります。  ホロッとするエピソードにさり気なく社会派テイストを散りば
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 ホラー・サスペンス・ミステリーの要素が、万遍なく配分されている実に読み応えある力作です。 《このタイトル、そしてこの人物配置でなければ成立し得ない》……もっと言うと、E★エブリスタの創作小説ならでは
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《追記レビューシリーズ》 「雨が近づいている。気配でそうわかった。」 ……これだけインパクトのある書き出しの物語、なかなか出会うことはありません。  6月から始まり、12月まで続くブログとメール
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 こにしさんの書かれる作品には、いつも舌を巻きます。  読者に対して「そうそう。そうなんだよね」だけで終わらせることなく、そこはかとなく《問題提起》してくれる、小説ならではの心地良さであり、心意気で
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 現代に蘇りし北欧神話、氷の世界と現実世界のスイッチングを、多方面から描いた作品です。  ニブルヘイムはどちらかと言えば、日本人にもよく知られた題材なのですが、そのテーマの深淵さを、メタフィクション
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 心地良く読める小説・本というものは、物語やキャラクターのみならず、その文体や文章作法、また構成がしっかりしていると言われます。  このエッセイでは、実際にエブリスタ作家様の作品を熟読した上で、的確
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 金子様(作家コンビのパートナーの方)関連から、こちらに参りました。  まいりました!! ……先生の回想と追憶の中で語られる、哀しくも可笑しいペーソスの魅力。  そう。これは「男ならみんな共感出来
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 現在、我が国では既存の宗教(数千年以上の歴史を持つ宗派・教え)の他に、新興宗教と呼ばれる団体や、俗に「カルト宗教」と言われるものも多く存在しています。  日本で「神の教えのもとに」というお題目によ
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 鉄道・路線と言えば、いわゆる「トラベルミステリー」(西村京太郎先生の「十津川警部シリーズ」など)を思い浮かべるし、そういったジャンルが主なのですが、今作は《鉄ヲタ探偵・曳野所長》が、列車・電車・鉄道
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 僕は10代前半の頃から、ボーイスカウト活動関連の野鳥観察、サンクチュアリのフィールドワークにのめり込んでいたので、今作の世界観には思わず身を乗り出しながら一気に読ませてもらいました!  いやあ、「
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 移り行く季節の中で、それぞれの夢のステージに向かい駆け抜けて行ったから、結果以上に大切なプロセスを胸に抱く。  そんなことをしみじみと考えさせてくれる《エピローグ》です。 「悔しくないのかよ?」
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 チ、チクショウッ!!俺は、何でこんな日にこんな漢臭い作品を読んでるんだ!?だ、誰か教えてくれえええええっ!!  進駐軍って、アンタいつの時代だよ(笑) 「ギブミー・ギブミー・チョコレエト。オクレ
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《闇に香る、桜の芳香と、ノスタルジア》  自動ドアが開かない、というあるあるネタと共に、黒のドーベルマンが喋る?  衝撃的なオープニングのインパクトもさることながら、登場人物たち(全部で3名+1匹
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【祀未世、14歳。無期執行猶予死刑囚】  残虐かつ衝撃的なオープニングから始まる今作は、単なるサスペンス小説やホラー・スリラーとは一線を画す、上質のディストピア小説として成立しています。  最近も
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