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JOKER

小説 ミステリー

JOKER

大滝タクミ(つれまち、全国書店で販売中)

(12)

私が……デスゲームを主催?

完結

183ページ

更新:2018/04/16

説明

この世界に生きる希望を失くした主人公の夏美が、他人の人生を奪うゲームを主催。
プレイヤーとしてゲームに潜り込み参加者を陥れる。
そして行きつく先は……

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作品レビュー

ンバ
ンバさん
【作品】JOKERについてのレビュー

ネタバレ

ようやく読了いたしましたm(._.)m

主人公は『ゲームの主催者』
切り口から斬新です。

物語はいち参加者の視点でありながら
黒幕の視点でも語られる、という演出が
独自の緊張感を演出するのに
一役買っていると思います。


ゲームのルール自体は至ってシンプル、
故にモノを言うのは知略、
心理を制した者という図式は
観ていて非常に手に汗を握るものでした。

今作は、一口にデスゲームといっても
血飛沫が乱れ飛ぶような凄惨な描写等はなく
人間の心理描写に重きを置いているのが窺えます。

主人公夏美は世捨て人のような
なげやり的無鉄砲さを持ちながら、
非情に徹しきれない人間味を持ち、
裏切りの世界にありながら
彼女には支持者が多く生まれて行きます。

後半戦は前半戦とは少し毛色が異なり、
知略よりも人間力が勝負を分ける展開に。
希望へ向かって進んで行くエンディングへ
繋がっていきます。

夏美にはもうこういった泥土の中に
戻って来て欲しくないなと
切に願ってしまうあたり、
この世界観没入していたのだと思わされます。

ギャグの帝王として名を馳せる
大滝タクミ氏ですが、
今作のような味付けでも名作に
仕上げてしまうあたり、やはり
尋常でない手腕を感じざるを得ません。

最後まで読ませていただき、
ありがとうございました。

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2019/01/05 23:05
コメント(1)

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