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エブリスタ
グリム館の殺人

小説 ミステリー

グリム館の殺人

レモンティー

(10)

グリム童話の登場人物が集められた館。第一の殺人はすぐに起きた。

完結

110ページ

更新:2018/08/22

説明

グリム童話の登場人物が集められた館。グリム館。

皆気づけばこの館にいたと証言している。

そして第一の殺人はすぐに起きた。
誰が何の為に殺したのか。
そしてこの館は何なのか。
謎が謎を呼ぶ童話ミステリー。

新作公開しました!!

タイトルは放課後自殺恋愛です。
恋愛小説となっております!
よければ読んでください!
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作品レビュー

北山 大雪
北山 大雪さん
【作品】グリム館の殺人についてのレビュー

ネタバレ

タイトルが「グリム館の殺人」ということで、勝手ながら綾辻行人氏の館シリーズをイメージし、拝読させていただきました。

レビューを書く前に、一つ作者様に謝罪させていただきます。先日別の作品のレビューにて、一人称を使い分け読者のミスリードを誘ってるだけでミステリーなのか?ということを書かせていただきましたが、叙述トリックを失念しておりました。その手法で書かれた以上、ミステリーであると断言せざるを得ません。無礼をお許しください。

さて、この「グリム館の殺人」ですが、まず冒頭の「私」のモノローグとヘンゼルのモノローグの境目が曖昧すぎてごっちゃになってます。一人称が違うから、といっても「私」とヘンゼルが館に入ったタイミングは違うわけですし、かといって叙述トリックを駆使しているわけでもないのでそこは明確にヘンゼルとグレーテルが館に入るまでのエピソードがないと違和感しかありません。
それと登場人物の描写が少なすぎるのも気になります。ラプンツェルは「長い髪」、シンデレラは「綺麗なドレス」、赤ずきんは「赤頭巾と大きな目」、白雪は「雪のように白い肌」…これだけではイメージすらできません。有名どころではあるので、ある程度は読者のイメージに任せるのは有りだとしても、せめて「小人」については描写が必要です。最後の方で「カエル」と出てきましたが、遅すぎます。
事件にしても、「人食い狼」が犯人だという「可能性」、赤ずきんが生きている「可能性」という推理の面白さを結局は犯人=「人食い狼」にしてしまって何の捻りもありません。何かしらの動機も無ければ、それはミステリーではなく単なる猟奇ホラーです。序盤こそ「事件」「探偵」「容疑者」などミステリーの要素でしたが、最終的には矢継ぎ早に全員殺された挙句、犯人もパッと出のブレーメンの音楽隊に食われる始末。これでは面白味のカケラもありません。登場人物はちゃんとその「存在」を示唆されるべきであると思います。

作者様は「ノックスの十戒」「ヴァン・ダインの二十則」などご存知でしょうか?ミステリー、推理小説における読者と作者の「暗黙の了解」といわれるものです。ミステリーをお書きになるのであれば一度目を通していただき、参考にされてはいかがでしょうか?

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2018/10/30 21:13
コメント(2)

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