或る名も無き修験者の話

神罰ならば、自分に当てて欲しかった――

あい

7分 (4,109文字)

7 33

あらすじ

日照りに苦しむ小さな村を訪れた若き修験者は、村の人々のために、祈雨の法を執り行う。 なぜか何者かの妨害を受けながらも、三日三晩に及ぶ孔雀明王経の修法の末、ついに雨を呼び寄せることに成功したのだが……

タグ

目次 2エピソード

感想・レビュー 2

老人と若者、神と人との二項対立を簡潔にして雄渾な筆致で描いた傑作。 あいさんの作品群のなかで個人的に一番好きかも。 特に人間の目先の利益に転ぶところ、血気盛んな若き修験者が人のために施したことが仇とな
ネタバレあり
1件3件
素晴らしい作品でした!ありがとうございます。
1件