Magic×Logic 謎と論理の幻想曲
 本格ミステリー/推理小説として、クラシカルでありながら革新的かつユニークな創作の結晶とそのきらめき
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作品 20作品

小池正浩
 今作には、ロジックのさらなる深度、密度、硬度のレヴェルアップが明確に感じられる。作中の時系列としては発表順と異なり、今回の事件が起きたのは前二作より以前の、シリーズ的にはいうなれば最初の事件に位置す
小池正浩
 ホラー的な謎にミステリー的な謎解きだったはずが、ミステリー的な解決はホラー的な恐怖に直結し通じていたというパラドクス。あるいは、そのどちらも混在しハイブリッドさせたカタルシス。本作が証明しているのは
小池正浩
 さまざまにさりげなくちりばめられた伏線の数々をつなぎ、重ね、深層に隠れた真相を明瞭に描出していく推理=ロジックは、相変わらずあざやかで説得力にみちている。今作は前回の募金消失事件よりもいっそう論理性
小池正浩
 高校の体育祭がおこなわれている真っ最中に、一発の銃声がグラウンドに響き渡った。すぐさま窓の開いた一室へ向かうと、その教室内にはひとり男性教師の銃殺屍体が。のちに捜査線上に浮かび上がってくる最有力容疑
小池正浩
 二重に封鎖された状態に等しい、いわば密室という不可能状況下で、ひとつの募金箱の中からお金が消え失せたという謎。堅牢というほどではないもののそれでも、募金活動を終えたあとそのまま中身が入ったままの状態
小池正浩
 現場のみならず現場周辺のいくつかの不自然な状況から、知り得た事実や情報をもとに、それらを順につぎつぎと論理的に連結し、犯人のそのときその場での行動や心理を克明に再現するかのごとく、着実に手繰り寄せて
小池正浩
 まさに驚天動地か荒唐無稽か、受け手によっては反応も感想も賛否はっきり分かれる作品にちがいない。
 エッジのきいたタイトル、無駄なく隙もない構成とセンテンス、大胆かつ奇想天外な着想のメタ・トリック、すべてが巧みで秀逸なのもさることながら、不可思議な光景の描写は、とくべつファンタスティック。  最後
 用意周到に張られたレトリカルな伏線、消去法的プロセスで限定させていくロジカルな状況と条件、それらがシャンデリアの砕け散る現場をおもむろに描いたとき、最後のページ、最後の一言で、あざやかに世界は一変す