小原ききょうのお気に入りイラスト①「時々、詩」付き
エブリスタ様の投稿イラストの中からお気に入りをピックアップして、 紹介文に、詩を添付しています。 旧閲覧数:343
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作品 25作品

小原ききょう
学校の帰り、君を見かけた。 沖へ長く伸びた堤防の先に、君は腰かけていた。 僕は、君に片思いをしている。 けれど、君とは一言も会話をしたことがない。 そんな儚い恋だ。 教室で声をかけられない僕は、
小原ききょう
「撮影会の日」 それは、撮影会の日だった。 モデルの君はいろんな表情、様々なポーズを撮影者に振りまいていた。 シャッターの音が数えきれないほど響き渡る。 僕もその一人だ。 シャッターの音に比例して
小原ききょう
「浴衣の少女」 君に恋をしたのは、 ある祭りの日の夕暮れ時だった。 君の姿を見た瞬間、 僕は永遠を感じた。 この世界に永遠というものがあるのだと信じた。 この時間・・いや、この夏が終わらなければ
小原ききょう
「時々、僕は透明になる」より鈴木くんと妹のナミとのリビングでの会話 妹のナミ「ねえ、ねえ、兄貴、このイラストを見てよ」 鈴木くん「おお、この絵、まさしくナミだよな」 妹のナミ「うんうん」嬉しそう
小原ききょう
青山先輩「こ、これが、私だというのか!」(男性口調の青山灯里) 鈴木くん「そうですよ、青山先輩。前回の速水さんに続いて、津山菜子さんが描いてくれたんです」 青山先輩「わ、私は、こんな感じではないぞ!」
小原ききょう
鈴木くん「この眼鏡の女の子、速水部長だよな?」 速水沙織「ええ、そうよ、この私よ。よくわかったわね」 鈴木くん「わかるよ。速水さんの特徴をよくとらえているからな」 速水沙織「あら、私、そんなに特徴があ
小原ききょう
僕の小説「時々、僕は透明になる」の鈴木くんを描いて頂きました。
小原ききょう
長い髪のその人は、僕のお姉さん・・みたいな存在だった。 いつも色んな物語を聞かせてくれたし、 僕のつまらない話をいつまでも笑って聞いてくれた そんなお姉さんに、幼い恋心を抱いても、 お姉さんは絶対に僕
小原ききょう
いつだって、僕は彼女のその瞳に守られ、 そして、励まされていた。 そんな僕の気持ちに気づかない彼女の顔は、 いつまでも横顔のままだった。
小原ききょう
マフラーで顔が見えにくいと、その表情が掴みにくい。 おのずと、その目が冷たく見えてしまう。 ・・けれど、彼女の瞳は、 そんなことを感じさせないほどに、優しさに満ち溢れているのがわかる。
小原ききょう
子供の頃、信じたり、信じなかったりしていたサンタクロース それから、数十年・・ 僕の前に現れたサンタさんは、可愛い女の子の姿だった。
小原ききょう
「マフラーをしていない僕が、マフラーをしている君を見て、 僕の方が暖かくなるのは、どうしてなんだろう? 僕の肌はこんなにも冷たいのに、君を見ていると心が温かくなる」
小原ききょう
髪型を変えたことだけで、 女の子のイメージはこんなにも変わるものだと、 今日の彼女は教えてくれた。 けれど、今日の僕は・・「似合っているよ」 ただそれだけの言葉が言えなかった。 それは当たり前だ。 僕
小原ききょう
はるか昔、「美少女」というものを追いかけていた。 「美少女」というのは、僕にとってはただの幻想にすぎない。 けれど、僕は夢を追うように探し続けた。 それは現実の少女だったり、本や漫画の中にある少女だっ
小原ききょう
「へえっ、その髪型、オン眉っていうんだ」 「そうよ」彼女は自慢げに指を立てる。 「でも、僕はいつもの髪型の方が好きだな」 「何よ、それっ!」と彼女はむくれた。 ごめん・・僕がそんな風に言ったのは、 君
小原ききょう
遠くの町から越してきたお人形さんのような少女は、 他のどんな子よりも眩しく映った。 大きな瞳は透き通っていて、 その素敵な髪型は、僕の憧れになった。 そして・・ クラスの女の子たちが羨むほどの輝きを持
小原ききょう
子供の頃、「赤毛のアン」の絵本を読んだ。 挿し絵のアンを見て、そばかすが、あるよりはない方がいい、単純にそう思っていた。 でも今、君の笑顔を見て僕はこう思う。・・ 子供の頃に戻って、アンのそばかすを素
小原ききょう
夢を見ていた。真夜中の夢だ。 夢の中で、僕は誰かを追いかけていた。 ずっと向こうに一人の女性が遠ざかっていくのが見える。 舞う木の葉の中、その人は泳いでいるのか、それとも飛んでいるのか? そして、それ
小原ききょう
「まだ寒いのに・・そんな恰好、早いよ」 そう僕が言っても、君は僕の言葉に耳を傾けない。 「この恰好が好きなのよ!」 君は季節を先取りしたいのか、薄手のシャツだけで草原を駆けていく。 春のような君の速さ
小原ききょう
その時、振り向いた君の瞳は、なぜか切ない目に見えた。 君にとっては、ただ振り向いただけのことなのかもしれない。 君にとっては、一瞬の動作だったのかもしれない。 君には、何でもない一瞬が僕にとっては永遠
小原ききょう
その少女を見かけたのは、春の音が聞こえてきそうな昼下がりの公園だった。 大きな木の下、子供たちに囲まれたその少女は、 空に向かって手を伸ばしていた。 それが救いを求めているのか、太陽に手を伸ばそうとし
小原ききょう
髪の長い女の子が好きだった。 女の子というものは髪が長いものだと思っていたし、 子供の頃、髪の短い女の子を「男みたいだ」とからかったこともある。 でも、初めて君を見た時、女の子の好みが180度変わった