感想・レビュー一覧 11件

僭越ながらレビューさせて頂きます。 ゾッとする物語の中に、幾つもの繊細で美しい表現が散りばめられています。 散りゆく華の様に、その表現が妖艶さをも感じさせてくれますね。リアルな描写に引き込まれてし
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高い場所から地上を見下ろした時に、してはいけないと分かっていながら飛び降りたくなる感覚を思いだしました。 死にたいではなく、魅入られた様に引き寄せられる怖さと言った感覚でしょうか?(通じないのが普通
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幻想的な雰囲気の中に時折刺すように入って来る現実的な言葉。 ホラーにありがちなダークな読後感はなく、終始霧に包まれたような感覚で物語を読み終えました。 会話は2ページ目の少しのやり取りだけで、
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以前一度ご挨拶させていただいたこともありますが、改めてご挨拶を。 haoriと申します。レビュー失礼いたします(^ ^) 紡がれていく言葉が幻想的な世界を作り出し、恐ろしいのに美しく、それゆえに悲
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とても美しい言葉と情景の中に、はっとするような 恐怖の言葉があり、ドキリとしました。 主人公が刀を静かに振り下ろす場面に 何故か美しさを感じながら、 静かな恐怖を感じました。静かな流れだからだと思いま
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まるで一遍の詩の様に読後に余韻が残る作品ですね。 そこに流れる時は、ゆっくりと穏やかに…と、思いきや、そこに主人公の復讐劇が。 そして…再び、時はゆっくりとした流れに…。 作品全体の構成、文章の
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上手い! やは肌の、で始まる俳句で読者は夢、幻の幻影の世界に引きずりこまれ、紅しぶき舞う、で、夢の世界から現実に戻される。 話の筋は親の仇を討つだけの物だが、読者(私)は夢物語のように思え、夢
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妖しい輝きは日本刀も女も同じ。 血に飢えた刀と、女が胸に宿した炎の「赤」が共鳴し、美しくも残酷な復讐を成し遂げる。 なんとも詩的で絵画的な作品なんだろうと思いました。 滅びと生命を描き、赤と闇。そし
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日本刀とは既に怖いですよ! 初め日本刀の怨念か、と思ったのですが やはり女性の執念の方が数段上でより怖ろしかったです そして紅のしぶき、カッコイイですね ここから妄想ですが 復讐のターゲットがまだ
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どこが限界ですか? なにが限界ですか?(´;ω;`)ブワッ!   こんなに美しいホラーがあるなんて。 初めての感覚にざわざわと血が哭きます。 何を書いてもこの作品の美しさと恐ろしさを讃えるには足り
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まほろばの復讐劇── これは、言葉の花です。 ぬめやかな言葉の花風が、舞っている。 その風は、冴え冴えとした血汐に揺れてゐるようで。 風が立ち胸が騒ぎ無限の言葉の前に、こうべを垂れる。 降る雨垂れ
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