受賞

印象、日の出

「描きたくて……描きたいのに……どうしたらいいのかわからへん」

紫倉 紫

34分 (19,844文字)

248 2,311

あらすじ

 京都の美大へ通う中川百音(なかがわ もね)二十歳は、男友達の結城(ゆうき)と体の関係をもった時から絵が描けなくなった。  2016年3月、京都市美術館ではモネ展が始まった。百音は結城に誘われモネ展へ

目次 1エピソード

感想・レビュー 3

「赤いホタル」から引き続き読みました。

紫倉さん 「赤いホタル」から引き続きこちらを読み、人見さんの、あまりにも大きい律への愛の深さに本日も涙が滝のようです。 人見さんの命の限りは誰にも変えられない。 それはとても残酷で悲しくて辛いこと
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この度は、佳作選出おめでとうございます。 僭越ながらレビュー失礼します。 この作品全体に漂う格調の高さと、美しさ。 文体のリズム。 携帯小説であっても、必ず文頭は一字空けるという基本中の基本を忘れ
ネタバレあり
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油絵の世界には明るくないのですが、でも読み進める毎に、いつしかその世界観に浸っていました。とある事がきっかけで筆が止まってしまった少女が、再び筆を取ろうと長く葛藤してやっと見付けた模写体(もっといい言
ネタバレあり
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