眠る人のない寝具

亡き祖母に捧げる話

藤島 紫

2分 (1,112文字)
祖母の遺言は、棺に嫁入りのときの着物を入れて欲しい、でした

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あらすじ

夫を亡くした祖母が、独りで生きていた時間はとても長い。 その祖母の遺言は、棺に嫁入りのときの着物を入れて欲しい、でした。 祖母にとっての死はおそらく、二度目の輿入れと同じだったのでしょう。

目次 1エピソード

感想・レビュー 9

実はわたしも、妻に掛ける最後の言葉は決めている。 だが、どういう答えが返ってくるかと考えると、とても怖い。 「その時は援護を頼む」と、息子たちには伝えている。 この物語は男の理想である。ただし、目いっ
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冒頭から涙で文字がよく読めませんでした。 わたしも祖母が大好きで、よくしてもらったから・・・。 おばあちゃんが死んだ夫(おじいちゃん)を想っていることも同じ・・・。 わたしの祖母も、ことあるごと
ネタバレあり
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私も最近祖父を亡くしたので、残された祖母と重なってしまってうるっとしてしまいました。 私も祖母の話を聞いて、これだけ愛せる人と一緒になれたらと二人が私も憧れな関係なので共感できました。
ネタバレあり
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