翔べなくなった天使

翼の折れた天使は光を失い、翔ぶこともできなくなった

安里紬(旧:小鳥遊絢香)

11分 (6,166文字)
妄想コンテスト「神様」応募作品です。

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あらすじ

痛い。 ────どこが痛い? わからない。 ────悲しいの? わからない。 ────何があったの? 思い出せない。 ────翔べる? もう翔びたくない。 表紙は、まかろんK様

目次 1エピソード

感想・レビュー 4

絵本を読んでいるかのような感覚。いや、詩のようでもある。 美しい言葉のひとつひとつが景色を浮かび上がらせ、人物たちの表情を映し出し、心を描き出す。 あまりにも叙情的な語りは、はたして小説というカテゴリ
ネタバレあり
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傷ついた天使は飛べなくなって もう飛ぶ勇気もなくなって ただただ、透き通った卵の殻の中へ…自分の涙に浸かったまま この美しい言の葉と表現の前半だけで、読者はどっぷりと世界感にハマります。 哀しくもど
ネタバレあり
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はじめはとても不思議な感覚で読んでいました。 まるで夢のような未知の世界なのに、なぜか頭の中にその不思議な情景が浮かび、それは悲しい筈なのに美しい。作者の綴る言葉の美しさにより、物語は謎を残したままそ
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