花屋敷

「私達、普通じゃないの?」花の名前を与えられた見世物小屋の人々の話。

わらべ

ミステリー 完結 過激表現
2時間56分 (105,065文字)
見世物小屋、花屋敷。人魚、双頭、腕無し、人間ポンプ、蛇男。さぁさぁいらっしゃい。どうぞ見ていって。お代はお後でいいから。

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あらすじ

「さぁさぁあなたもおいでませ花屋敷。ここに集うはこの世のものではない花ばかり。壮大なる海からやってきた人魚に双頭の幼子。空中で踊る男や痛みの感じない女、悪食娘に蛇と人の相の子と、三つ目の占い師、それか

感想・レビュー 7

お盆期間のレビュー企画から来ました。

さらさらと心地良く流れる文章に誘われ、ふらふらと拝読。 ですが概要など殆ど目を通さず読み始める主義の私です。 妖しく変化していく物語に「こりゃいかん、おどろおどろしい世界に足を踏み入れてしまった」とホ
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驚きました。

独自の視点、世界観、話の進め方。かなり呑み込まれました。作風の好みが別れるところではありますが、自分はそれでも読んで損は無い良作だと思いました。 この手の、ヒトの闇に手を突っ込んだような作風が少なくな
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美しい花々を見てみましょうよ。

そこはかとなく感じる『少●椿』の香り……また「椿」の語りは吉屋信子先生の少女小説を思わせる。それらが相俟って、(時代設定は分からないが、)大正時代のよう。 第一では、二人の少女の別れ、美しい少女を慕
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