文を重ねる、雨の妖

妖は人と文を交わすうちに、想いを重ねる

虚像一心(ほんの少しだけ復活)

恋愛 完結
14分 (7,980文字)

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あらすじ

雨の日の気まぐれ、偶然の出来事。 それが、"妖"を『人の色』に染め上げる。

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感想・レビュー 2

積み重なった文は、共に過ごしてきた、優しい時間。

完読致しました。 最初の『雨が好きだ』の一文から、既に世界観の虜になった気がします。 慣れない事に戸惑い、そして読者の思わぬ方向へも意気込み頑張り、更に切ない想いを抱える妖は、至極身近に居る同じ人
妖の主人公の文のやり取り。 人とは相容れぬ仲だと思っていた妖が、心を満ち足りていく。 それから別れがあるこの先に.......。 なんとも切なく、涙が溢れる作品。 じっくり読ませて頂きました。
ネタバレあり
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