泥の道

「そうだ、お前を愛してる──だからお前を喰いたい」

三村 薔

10分 (5,815文字)
復帰のための習作です

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あらすじ

私は回想する。 たぶん、五歳の頃だ。私は兄とあてどない旅をしていた。 兄がニンゲン以外のなにかであることは、なんとなく察してはいた。 ◇◆◇◆◇ 短篇集・ヒトクイシリーズ第二話。 拙作『渇きの午睡

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感想・レビュー 5

夢か現か、癖になる。

拝読いたしました。 兄との逃避行ですが、冒頭の「私は多分五歳である」~兄の正体・あの日々は実際にあったことなのか等。 作品全体を不確かさが包んでおり、なんとも言い表し難い感情が渦巻きます。 またスニー
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捉えどころのない感じが

前編の子供の目から見た、自分のいるべきでない世界の描写が、とても怖かったです。何が起こっているかつかみ切れないけれど、言いようのない怖さに晒されている感じ。読んでいるこちらにも伝わってくる不安が逆に目
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はまる

始めからぬかるみに引き込まれるような文章! どっぷりと浸かった世界観と主人公への共感が、抜けきれません! 澱のように悲しいのに、とても綺麗な上澄みに泣きそうになります。 素敵な作品ありがとうございまし
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