夜に駆ける

堕ちた星は語らない。死者が語らないのと、同じように。

桜衣いちか

恋愛 完結
4分 (1,874文字)
超・妄想コンテスト第129回『星降る夜に』出品作品です。

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あらすじ

戦争を繰り返す国に蔓延した奇病。 その名は、”流星病症候群”。 死した肉体が星に変わる少年少女達は、兵士として徴兵され────国内の空には、赤い血の滴る星が駆けていた。

感想・レビュー 1

時代に瞬き、消える命

初めてこちらでレビューさせて頂きます。 時代を象徴するように突如生まれた奇病、『流星病症候群』。 そこに遺体は残らず、一見ロマンチックです。ですが、その病を持つ者達は、生まれながらにして『人』として
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