私の花魁ひざくりげ

時は江戸時代。吉原遊郭に売られた少女は自分の悲運な人生に折れることなく、たくましくも真っ直ぐに生きた恋愛物語……

タニマリ

恋愛 完結
1時間1分 (36,313文字)
表紙のイラストのような挿絵がてんこ盛りです♪

  162  1万

あらすじ

安政4年、時は江戸時代末期。9歳の私は吉原へと連れてこられた。 そこで見かけた花魁道中……この世のものとは思えない美しさに一瞬で心を奪われた。 この出逢いが私の運命を決定づけた。 遊郭に売られた自分の

感想・レビュー3

これは、ただの恋愛小説ではない。

不憫な環境で懸命に生きる少女と、強引ながらも優しい男性の恋愛小説です。二人の恋模様には、年甲斐もなくキュンキュンしてしまいました(/ω\)……しかし、それはこの小説の「一面」にすぎません。 この小説には、江戸時代の一見華やかに見える遊郭の、悲惨な現実が余すところなく書かれています。花魁達の裏にある闇は、思わず目を背けてしまいたくなる程深いもの。しかもそんな現実が、そう遠くない昔にあったことを考えると、やるせなくて仕方なくなります。 苦しい日々を乗り越えた小春ちゃんと、そんな彼女を救い出した花月の二人の幸せを願う反面、報われずに死んだ花魁や遊女達の魂の救済を願わずにはいられない。完全無欠のハッピ
ネタバレあり
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裏切らないタニマリマジック!

吉原という遊郭においての遊女の世界。花魁にあこがれて切磋琢磨していく小春に花月が現れる。タニマリさんの得意技、イケメン男子のじわじわとした「じらし」が物語を最後まで引っ張ってくれます。本当の「粋」とはなにか、花月の生き方にもかっこよさを感じました。一方で病気や火事、心中など、遊女の世界の厳しさに触れ、”華やか”だけではない吉原の現実も描かれています。人生を賭けた恋 とても面白かったです。ありがとうございました!
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吉原について詳しく調べられた、素敵な作品です!

最後まで一気に読ませていただきました。 吉原に居る女性たちからすると、ごく普通の生活を送れるということがどれだけ恵まれているかということを深く考えさせられます。高尾姉さんの最期は残念でしたが、小春が幸せを掴めて本当に良かったです。 江戸時代末期の生活についても細かく調べられており、私も同じ時代の小説を書いているため、とても勉強になりました。 素敵な作品に出会わせていただき、ありがとうございました。
ネタバレあり
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その他情報

公開日2020/11/10

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