感想・レビュー一覧 6件

月への愛は嘘で綴る

 美月。思わず息を呑みました。もしかしたら、お父さまから授かったその名前は、月が綺麗ですね、に続く愛の贈り物なのではないか、と。  年を重ねていくごとに、夢が歪み、壊れていく。誰しも経験したことがある
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結末がわかっても読み進めずにはおれない。

拝読いたしましたm(__)m ここからどんな物語になるんだろう?と思いながら、2ページ目を開きました。どうして宛名がそうなんだろうという小さな疑問はあったものの、不器用な父が娘を想う気持ちが伝わり、ほ
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父も、母も

親から子へ注がれる愛の、あるひとつの形。「手紙」という手段を通して、その裏の真実に、二十年の時を経て触れるヒューマンドラマ。 私自身の出自や環境も理由ではありますが、読んで30分程涙が止まりませんで

優しい気持ち

人を想える気持ちって、とても大事だと如月さんは知っているんだなと、いつも感じます。 いつも、読んだ後に人に優しくなれる、優しくしてもいいんだと気付かせてくれます。 わたし自身は父親とはかなりの不仲なの
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贈り物が増えるたびに、成長と…

仕事を始めた理由としながら、成長(こだわり)もまた贈り物に影響されている。この2つはなかなか切って考えられるものではないですよね。ぶつ切りではなく繋がった短い物語の中に、それ以上に長く・濃い時間を味わ
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ただただ味わって欲しい

父親の愛に溢れた感動的なストーリーでした。 それにちゃんと応える娘、美月。その中で母親の役割も大きな要素になっています。まるで長編映画を見ているような気持ちになりました。 語りが「ですます調」で落ち着
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