かかふかか【短編】

【ゆるふわ狂気・グロなし】朝起きたら、芋虫になっていた。けれどもその状況はひどく俺を落ち着かせた。

Tempp:わりと低空飛行

ホラー 完結
13分 (7,798文字)
変態でも完全変態で推してみました。虫注意。

32 2,965

あらすじ

-あらすじ  ある朝、俺が気がかりな夢から目ざめたとき、自分がベッドの上で一匹の巨大な芋虫に変ってしまっているのに気づいた。  なんだ? これ。腹部に小さな脚がたくさんついている。順番にもぞもぞ動かす

目次 1エピソード

感想・レビュー 5

三点良いところを述べるという企画より

【良いところ三点】 1*カフカの変身では”ウンゲツィーファー「汚れてしまったので生け贄にできない生き物」”と新訳されている。彼の場合は”家族を養うために、自分自身を生贄”にしてきた。しかし、生贄にすら

是非読んで欲しい作品です。

 最初の1行目からぐっと惹き付けられ、最後の最後まで魅せられました。  芋虫になぞなったことはないだろうに、まるで実体験したかのような描写。  非現実的な日常がそこにあるのに、どこか淡々と落ち着いて、
ネタバレあり
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軽くしか言ってないけど、深い

ああ、これ、カフカの変身だ、カテゴリーもホラーだし、二次創作の、怖くて悲しいやつだ絶対。 そう思って読むのやめなくて、正解。 音楽のように軽やかな語りで描かれるものは、けっこう深くて。「死ぬほど好き」
ネタバレあり
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