走り出す

靴を見れば、その人の人となりが分かる。

金沢夜空

SF 完結
10分 (5,628文字)

9 204

あらすじ

 二歩、三歩、歩いて、違和感を感じた。足が軽い。ほとんど力を入れていないのに、前へ進む。  妙だな、と思った時、私は走り出していた。違う。靴が走り出していた。靴が勝手に走っていたのである。

目次 1エピソード

感想・レビュー 2

発想がいいです。

発想が面白いです。 靴そのものが走るとは。 そのまま物語にしきったのには脱帽でした。 なぜ靴が走っていたかの落ちもd(`・∀・)bね です。 タイムトラベルも謎が解明された事が気持ちよく、しっくりきま
ネタバレあり
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躍動感が凄い!

ハイヒールが勝手に走り出すという、荒唐無稽な話かと思いきや、小気味よいテンポと文章力で、一気に引き込まれました。 ホラーか? …いや、SFか? ……いやいや、ハートフルなヒューマンドラマかよっ!って、
ネタバレあり
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