彼女はアクアラング

彼女を抱きしめると私は楽に呼吸ができる

昭島瑛子

青春 完結
10分 (5,990文字)
思春期の少女同士の淡いなにか。

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あらすじ

成績優秀で先生のお気に入りである佐山絵美子は息苦しい高校生活を送っていた。かつての飼い犬ムクに似た同級生・小宮睦月(むっちゃん)を抱きしめるときだけ楽に呼吸ができた。 席替えで絵美子は教卓前の席に、む

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目次 1エピソード

感想・レビュー 3

この小説を読み、心から単語で溢れた感想の一つひとつを書き残そうと思います。

繊細。曖昧。未成熟。未完成。 伝えられない。伝わらない。 慈しみ。許容。愛撫。受容。 友情。恋愛。清廉。虚像。 反発。拒絶。意気地。ままならない。 青春。淡み。肌。温度。瞬き。 この言葉たちを使って
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ハイレベルな筆致と唯一無二の表現力

まずもって、掛け値なしに素晴らしい文章でした。 私自身、プロ作家さんを除いては初めて表現の多彩さに本気で唸らされた作品かもしれません。 とにかく物語のそこここに散りばめられたひときわ強い輝きを放つ言葉
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好きです、こういう雰囲気!

絶妙なバランスの上で成り立っている関係性 息苦しさを紛らわす癒やしと間に立つ仲間 この気持ちはもしかして、そうであって、そうではないかもしれない ただ少しでも崩れてしまったら、また話ができなくなってし
ネタバレあり
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