短編小説の王者と呼ばれる神谷さんの作品だから、きっと面白いと思ってはいたけど、期待以上のもんやった。 「平和っていくらで買えるの？」 聞かれても、私は多分答えられない。 似たような質問がね、ウクラ

物語は地震から始まります。「地震」と聞いて思い出されるのは、東日本大震災。11年の月日が経ち、様々な視点から作品が生み出されていますが、この作品もあの震災を念頭に描かれているのでしょうか。 災害や戦争

平和がいくらで買えるのか、子どもの問いに即答できる大人はいないでしょう。 日本中で、世界中で、いつどこでどんな争いや大災害が起こってもおかしくない状況です。 いや、実際に起きています。 正直

拝読いたしましたm(__)m 感想を書かせていただく前に、まずは今回のイベントを開催していただき、ありがとうございましたm(__)m キーワードと睨めっこしながらアイデアを絞りだしたことも、もしかした

破壊された環境の中、現実逃避とも取れる主人公の思考が、却ってリアルに感じました。守る者が一人もおらず、虚無感の中で生きていたら、人はこのような感情になるのかも知れませんね。 主人公が色(希望)を失った

まずは、お疲れさまでした イベント主催、お忙しい中で大変やった思います ありがとうございます 蛸はレビューが苦手です(先に言うけど) 今回の作品、まあ上手くまとめはったことと、毎度のごとく感心する

私も、色の無い世界に生きていると実感する事は多い。地震が来ても怯えるばかりで、こたつに頭を突っ込む事も出来ないかも知れない。そんな中で、多くの人たちは、突然被災してるのかも…。誰しも今日怪我をするとか

1ページ目、全般的に暗い色調から始まった主人公の日常が、地震によって崩れます。 ２ページ目では、主人公の過去が描かれています。 「平和っていくらで買えるの」 そう尋ねた少女に、今行われている戦争を重

日常がものの数秒で崩される。 倒れるテレビ、割れる食器、非日常の世界。その中で“日常“を無意識に探した瞳に映るレンタルしたDVD。 主人公の思考やスマートフォンを見ている少女の反応も細かな描写がリアル

困難な状況の中で他の人を思いやれること、いたわりあえることが出来る人こそ、本当に優しい人なのだと思います。 色のなかった世界が戻る瞬間がある、それに感動しました。 救いのある美しい作品をありがとうござ

悲しさの中に優しい気持ちになれる、ひそやかでひたむきなストーリーでした。 大所高所ではなく個で語られる人と人との絆は、決して失くしてはならないものだなと思わされました。 使われていた単語が自然すぎて全