此岸

「こちら側の岸」に住んでいる人たちの物語です。

大佐戸達也

1時間10分 (41,905文字)
ネガティブ7、ポジティブ3くらいです。

54 4,205

あらすじ

 とある総合病院の入院受付「関朋枝」と、そこに入院してきた無職の中年男「滝本敦司」。それぞれがそれぞれの過去を追想しながら、人生がほんの少しだけ交わるお話です。タイトルの此岸は、しがん、と読みます。こ

感想・レビュー 1

彼岸花ではない全ての花はこの世の花

大佐戸達也さんの作品は人物の描き方が本当に見事だと思います。様々な視点で描かれる群像劇は登場人物への洞察が深く慈愛に満ちています。しかし登場するキャラクターたちは、煌びやかな経歴や類まれなる能力をもつ
ネタバレあり
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