隙間にいる

あの夏の日から……もう抜け出せない……譲るしかない

春野わか

ホラー 完結
10分 (5,502文字)
子供のころ、ベッドの下の隙間に興味がありながら抜け出せなくなる恐怖を妄想した

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あらすじ

奏太は認知症の祖母と暮らしている。 三年前、高校二年の夏休み、近道しようとしたら住宅街で迷ってしまった。 さんざん迷ったあげく、住宅の裏側に広い通りまで抜けられそうな隙間を見つける。 横向きで人一人通

目次 1エピソード

感想・レビュー 1

不可視の彼此

あいだに、何かいる          物と物との狭間に  事と事との合間に          あわいに、生じる   どちらでもあり          どちらでもない    境目に、潜む       
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