この物語に於ける正義とは？悪とは？愛とは？ 彼女が最後に交わった『神』とは誰だったのか。人が人を裁けるのか。 作者さまの仕掛けに（原作を下敷きにした）また別の寓話を感じずにはいられません。 『赤い靴の

強烈な支離滅裂の中にくっきりと浮かび上がるのは『ああ、この作者さんは美しいものを識っている』という確信です。美しく積み上げた言葉の韻が次の瞬間崩壊し、また巻き戻って積み上がる。目がチカチカするような独

どこか宗教めいた哲学めいた要素が盛り込まれているお話が好きなのですが、少年吸血鬼と傘の青年に不思議と心癒され、ふとした時に読み返してしまうお話です。個人的に好きな要素しかない短編。読んだ後でもう一度表

たっくん可愛いです。 カエルも可愛いです。 でも、ギャ─────！！いやでも自己責任です………

家庭ある、老いた男性の描写から始まる物語。まずそこでリアリティとシビアさ、また奥深さを予感させます。 そして明瞭できっぱりした文体にするすると引き込まれるうち、やがてしっとりとした湿気を孕んで甘やかさ

デジャヴと言うのでしょうか。 或いは似たような体験を『少女』はみなするものなのでしょうか。大人の何気ない慣用句なのか、裏に何かがあったのか、はたまた生きて来た時代にありがちな光景だったのか。 このお話

するすると一気読み出来る軽やかな文体、結末を早く知りたくて次々とページを進めてしまいました。終始流れる儚さは正しく水溶性で、無駄な質量を省いたような透明感が何とも好みです。 水音くんの可愛らしさが際立

兎にも角にも、作者さまは多くの時代小説を読まれて来たのだろうな、と思えます。情景描写や小道具、台詞回し、全てに時代ものへの愛情と憧憬がそれも押し付けがましくなく籠められ、ぐいぐいと引き込んで下さいまし

まだシリーズを通して読んでいない事を前置きさせて頂きまして。 同性同士、同級生、そして色白で体が弱く、正岡子規を愛読する主人公。儚げな空気感の中でくすっと笑ってしまう要素もあり、この作品単体でも初恋の

タイトルに惹かれて読み始め、恐らく凄惨なお話の筈なのに何故か読後はほのぼのしてしまう、不思議な感覚です。 作者様が主張されている通りのハッピーエンド、幸せな結末が用意されていると信じてするすると読み進

エキゾチックアニマルがお好きな方には是が非でも読んで頂きたいです。 本やネットにある情報だけでなくヴェアちゃんに合わせた共存生活、本当に素晴らしいと思います。 何より沢山の画像に溢れるヴェアちゃんの可

物凄く気になりつつ、ハードルが高いのではと思っておりましたが、一気に読ませて頂き、ほう、とやっと息をつきました。舞台が舞台なだけに痛々しい場面もありますが、終盤ではぶわっと涙が湧いて出ました。 ただた

お久しぶりのヴェアちゃん可愛いです！ 葉っぱ、あるあるですねー！（笑）癒されます。嬉しいです。今日は全国的にいいお天気のようで、お陽様をいっぱい浴びて幸せそうですね〜〜 リクエストに早速お応え頂いてあ

リクガメのヴェアちゃんから惹き込まれて辿り着きました。リクガメと日本犬が大好きなので悶えました。生活に根差した動物達との共生は素晴らしいです。素敵なエッセイと写真を堪能させて頂きました。またヴェアちゃ