秋寺緋色
劇的ではない。 詩情豊かでもない。 ただただ眼前にあったし、今もある。これからも。 おそらく死ぬまでずっと―― 少年時代、目前にあるこのセカイが不思議でした。 どうして「ない」のではなく「ある」
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秋寺緋色
高校生時代を思い出させていただきました(^^♪ ノートに古文の本文を書いて、横に現代語訳を書いてゆくっていうアレです。 「源氏物語」が好きで、嬉々として古語辞典を調べまくっていましたっけ…… こういう
秋寺緋色
――薄汚い二階建てアパートのシーンはゾッとしました。 実は幽霊・妖怪・魔物は好物なんですが、サイコパスなお話――ヒトの心の内奥に潜む異常性を扱ったお話はコワくて仕様がありません…… 何というか、自分
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秋寺緋色
私が烏丸さま作品を拝読させていただくとき、その底流に滔々と流れるテーマを意識せずにはいられないことがあります。 それは……YES! 『YES』です。 生命そのものの猛き奔流――生きとし生けるもの
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秋寺緋色
 烏丸さまの、本作品の説明にこうあります―― 「『書く気持ち』が風化していくよりは  拙速でも書き上げてしまった方がいいのではないかと思い――」  私はこんな説明文を書いている烏丸さまを見たことが
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秋寺緋色
「東の野にかげろひの立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ」―― 「かげろひ」に虫の「カゲロウ」の意味はありませんが、時の移ろひを感じさせる万葉集の句を思い出しました。  現代語訳は、 「東方の野に日の
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秋寺緋色
オスカー・ワイルドの「幸福な王子」を彷彿とさせるお話で、すばらしいテーマだと思います。 ありふれた、何気無い日常が、かけがえの無い、もう二度と触ることのできないものに感じられ、胸を締めつけられます。
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秋寺緋色
離れの神さま―― 和の文様で精緻に織られた物語です。 とりわけ、健治が密かに「おたふくさん」と呼んでいる使用人、太田富久子さんががイイ味を出していて、好きになりました。終始目が離せませんでした。
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洗練された文体で読みやすいです。 何気ない雨の日の情景―― 幾度か読み返してしまいました。 散文ではなく、詩を読んでいる気になります。
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秋寺緋色
ラストのパラグラフが好きです! 涙腺のゆるい方は要注意ですよ!
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秋寺緋色
森田とゆり子、舞台は二年後の未来。 窪田の話に、たまらず彼は彼女のもとへ向かう――彼女のことを知りたくて。 そこで自身の、彼女への強い想いにも行きあってしまう。 一生懸命男、森田の物語、再びっ!
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秋寺緋色
その家族にとって夏休みの一大行事―― それは実家への帰省でした。 息子―― 姑―― 嫁―― 小姑―― ケンタ―― 物語は各々の視点チェンジで多角的に語られてゆきます。 黒澤明の「羅生門」や内田
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秋寺緋色
今日、ぼくはいつもの浜辺をいつものように散歩していた。 いつもの時間。いつもの道順。 時折あいさつを交わす人たちも、みな顔なじみだ。 そのとき、何かが光った。 何だろう――!? なぜか、心が急い
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秋寺緋色
かれんがセイに会えるのは本当に夢の中だけになってしまったんだなぁ…… そう考えるととても切ないです。 夜の公園―― 月明かりに照らされた日時計―― 夢の世界で出会うふたり。 次第しだいに惹かれて
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秋寺緋色
 愚直に好きな女を追いかける男って、健気で、でもどこか気持ちが空回りしていて愛おしいですよね。  たまりません! 大好物です! おかわりいいですか!?  そして男が好きな女は女で、好きな別の男を
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秋寺緋色
 それは予行演習でした……  ふたりの距離は2センチメートルのまま、  それ以上でも、それ以下でもなく、  好きでもなく、でも嫌いでもなく、  友達ではなく、コイビトでもなく――  だから
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秋寺緋色
「これが皆さんを力づけたり、励みになったりは、ならない場合が多いかなとは思います」――  これが筆者、烏丸輝子氏の作品説明、冒頭の言葉である。  ひとりの人間がその生を生き抜くうえで最も厄介なもの
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秋寺緋色
なにかがいる……そうですかけはいをかんじますか……ときどきさむけが……ははぁ……そりゃあいますな……うかがっていますよ……ためしにこのはなしを……そうです……よめばいいんです……よむだけでいいんですよ
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秋寺緋色
 完全に同一の無限が、例えば毀れもののように精緻な数式が、たったひとつの瑕疵により、実は不完全な有限であることを暴露してしまう瞬間――その瞬間こそが怪異譚の生起する、逢魔が時なのでしょうか。  ――静
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 初めて読んだ烏丸さまの作品です!  とても官能的で、鼓動が早打ちする中、読了しました。  そうして読み終わったあと、  タイトルの「ガリバー人形」の部分を本文で読み返し、その状況を見事に例えた表現だ
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