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森山満穂

まさに、“狂・演・脚本”

まずなにを置いても物語の構成ー「脚本」力に脱帽しました。 冒頭の事件で興味を引き付け、コミカルな展開を交えながら実は巧妙に伏線を張り巡らせ、そして徐々に加速していく緊迫感、怒濤の“転”開。読み進めるご
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森山満穂

闇さえも跳ね除ける、光に溢れた作品

闇の色といえば、何色を思い浮かべますか?ほとんどの人は黒と答えると思います。でもこの作品の闇の色は、私はブラウンだと思います。それも色濃くなくて、色褪せた写真の色のような、とても優しい色の。 物語は
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森山満穂

最高の青春、楽しさをくれる作品

とにかく読んでいる間、ずっと楽しかったです!最後のページに差しかかった時、ああ、もう彼女達の物語が読めないのかと寂しくて泣きそうになってしまいました。それぐらい、私にとっては毎日この作品を読むのがすご
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森山満穂

物語全体がまるで、ひとつの音楽のようで

読んでいる時、ひとつひとつの言葉に青々とした葉に降り注ぐ雨のようなピアノの静かな音色を感じました。 最初は瑞々しく綺麗なのにどこか憂いを含んだ静かな旋律。中盤は悲しみに嫉妬、負の感情に翻弄されて暗く
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森山満穂

移ろう季節の中で少しずつ雪解けていく青春組曲

幼馴染み2組の四角関係で織り成される青春恋愛小説。主人公の幼馴染みとその彼氏、さらにその幼馴染みという複雑な関係性からして、もう切なさMAXなのですが、そのお互いに隠した恋心を繊細に、丁寧に描かれてい
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森山満穂

弾丸のように速く、雪玉のように脆い青春だった

──スノウピストル*ライラック このタイトルすごくいいなぁと思うのです。 弾丸のごとく疾走し、加速するストーリー。 雪玉のようになにかの拍子であっけなくぼろっと消えてしまう脆く儚い命の数々。 まさ
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森山満穂

雨が降るたびに、きっとこの物語を思い出すだろう

雨が降るたびに、きっとこの物語を思い出すだろう。 二人の少女が雨のなか泣く場面を読んで、ふと思った。 降る雨粒のような、一瞬だけ強く輝いて、脆く儚く消えていくような美しさが、この物語には溢れていた。
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森山満穂

ただただ圧倒された

ただただ圧倒された。読み終わったあと、すぐにはなにも考えられなくて、残響が重みとなって胸にのしかかっていた。 背徳感、嫉妬、安堵、いろんな感情が渦巻いて、うまく言葉にできないのだけれど、 とにかく、
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森山満穂

絶望の淵も希望の光も見せてくれる物語

異世界観ごりごりの作品はあまり好きではないのですが、kamさんの作品はそういうものであっても、柔らかく優しい雰囲気で誘ってくれて、鮮やかな世界を見せてくれる印象があります。 今回の作品も冒頭の描写から
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森山満穂

彼が奏で、彼女が歌う青春組曲は、淡く瑞々しく心を潤していく。

思春期の危うさや感情の揺らぎ、過去の傷に触れたくなくて、でも近づきたくて、そんな交わりそうで交わらない彼らの繊細な心が瑞々しく穏やかな文体で描かれていて、切なくもどかしいのに愛しくてたまりませんでした
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森山満穂

ぽつ、ぽつ、と溢れおちる言葉は、世界を優しく変えてくれる魔法のエッセンスだった。

(前作の感想も含めてこちらに書かせていただきます。拙いですが、ご容赦下さい) 「そのままでいい」 一番言ってほしかった言葉が胸を打つ。 素直で、優しい魔法の言葉。 学生時代の、自由になったからこ
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森山満穂

万年筆が描くのは、あたたかく、あざやかな軌跡

ブルーブラックの万年筆が描く軌跡は、不器用だけど優しい、彼と彼女、親と子、さまざまな絆の物語だった。 綴られる言葉とともにゆっくりと温かな光、希望を重ねて、心を通わせていく登場人物たちが微笑ましい。
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森山満穂

ああ、雨はこんなに美しいものだったのか

この作品の、文章の持つ空気感が好きだ。 雨のようにしとしとと紡がれる一つひとつの言葉が、光を受けて花のように鮮やかに光彩を滲ませる。憂うような、でもどこか瑞々しさを含んだ綺麗な文章に心を奪われた。
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