板坂佑顕

あなたの青司くんを探すために

困難に打ち勝って人は成長するなどと言いますが、本当か?と昔から思っていた自分。学生時代はまだ日本全体に根性主義が根付いていたころで、体育会は言うに及ばず、世間一般でも「逃げる奴が悪い、弱い」みたいな悪
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板坂佑顕

シン・ミツハラミナコ襲来

寡作で知られる蜜原さんですが(←大変失礼)、昨年11月に自分如きとコラボしていただいて以降、年内はもう書けんwみたいな話をされていたので、あれだけのテンションでやり切ればそうなるよなあと思っていたとこ
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板坂佑顕

ブラボーとしか言えぬ笑

まずは、発案者とはいえよくぞこの難題を形にしてくれました。お疲れ様ゆうやさん! 奇妙な世界に濃いキャラクターがうごめいていますが、自分は以前、REI草さんの作品を「小宇宙」と評させていただいたことがあ
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板坂佑顕

恐るべき創作力

短編集とはいえそれぞれに表紙もあリ、アイディアと表現が煌めくエピソードが満載。気負わず品のある文章の中に潜むキュン… つい、超短編なのが惜しく思えるほどの素晴らしい作品集だと思います。
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板坂佑顕

同時代性を後ろ盾にできる強み。それを活かせる圧倒的な才気

若い著者であるからこそ、同年代の恋愛模様を過不足なく描けるのでしょうか。説得力ある同時代性に加えて、エブリスタの掲載小説をテーマにするリアルタイム性、意外性も併せ持つ。 そして何より、強い主張もなく自
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板坂佑顕

言葉の小宇宙、その中にあるものは

従前から「西令草=小宇宙」説を唱えている自分、この一篇で一層その思いを強くしました。 彼の作品の特徴は、全てが「讃歌」であること。讃える対象は自然、人間、友、恋人、そして…エロやどうしようもない小ネ
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板坂佑顕

イマジネーションと言葉の力が漲る!

敬愛するFFの無謀とも思える詩作の試みに、つい遊び心で乗ってしまった感は否めない。だがそいつはそんな軽さをゆうに飛び越え、触れられないほどに熱い、たった100文字されど10000文字にも匹敵する想いを
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板坂佑顕

本領発揮!表紙とのシンクロ率激高!

秋月一花さんは恋愛、ホラー両方の達人であると常々感じていますが、今回もやられました。 両方の要素がしっかりあって、思わず声が出そうな急展開。必ず最初から読み返すことになるでしょうね。 しかも何がすご
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板坂佑顕

なぜこれが綺麗に着地できるのかwww

なんでこの理解不能な展開で読後感が爽やかなのか、説明してほしいw そこが蜜原世界の妙なのでしょうが…いよいよ常人、凡人にはたどり着けない高みに踏み込んだ感があります。唖然とします。最強です。 これ30
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板坂佑顕

迷いなく美しくも残酷なストーリー

突飛な設定なのにリアルなのは、いつもながらの表現の丁寧さに満ちているからですね。 友情や愛情、人種、階層、戦争いろんなもののメタファーにも解釈できるけど、きっとこの世界はこれが全てで、置き換えるのは
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