つぶやき一覧

(久しぶりすぎて更新内容ミスったので消しました…… お昼頃にきちんと修正版更新します)
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最近、とても多くのページコメントをして下さる読者様がおりまして……。 とても嬉しくて、またポチポチ書き始めました。 よろしくお願いいたします。
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新作アップしました。 満を持しての王道ファンタジーです。 漆黒の英雄 /_novel_view?w=25104599 本当は「シャカリキ☆ボーイ」というタイトルにしたかったのですがあえなく断念……。
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仕事の都合上、暫く脇役シリーズの続きはウェブ上では書けないため、代わりと言ってはあれですが新作をアップします。 6/20 19:00 新作公開 よければお暇潰しにでもどうぞ。
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【脇役シリーズSS追加のお知らせ】 朝早くにすみません、Aoです! お久しぶりです! Twitter(@ao_0204)で企画していたフォロワー様お礼SSが完成しましたので、短編置き場に先程アップしました! /_novel_view?w=19578541 ↑こちらのリンクから短編置き場の作品ページに飛べます。 これからも脇役を宜しくお願い致します。 Ao
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【作品について】 お久しぶりです。 最近暖かくなってきましたね。 先日まで夏だったかと思ったらいつの間にか冬になって終わってました。春も終わってますね。 ところで先日道端に誰かの靴が片方だけ落ちていたのですが、あれは 「中略」 というわけで、作品欄、コメント欄をすっきりさせていくことになりました。 今後のお知らせ等はこちら /_howto_view?w=24654553 の日記、もしくはTwitter(@ao_0204)で行っていきますのでよろしくお願いします。 ※日記もTwitte
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一つ前のコメントからお読みください ――くるりと上を向いた睫毛に縁取られた目は優しげに垂れていて、額からすっきりと通った鼻は高い。先程少し触れたが色素が薄く、髪も瞳も榛色で、所謂hazel eyesというやつだ。肌は透き通るように白く、毎年夏になると日に焼けるのではなく赤くなってひりひりと痛むらしい。 「そんなこと言っても、分かれてしまったものは仕方ないだろ」 「そうだけどぉ、俺、祐也がいないクラスとかやだもん。そんな高校生活認めないもん」 「もんとか言うな。どうせお前のことだ、すぐに友達が出来たんだろ? 三人くらい」  頬に手を当てたままの朔夜が、ぱちくりと瞬きをする。 「よくわ
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いい加減真面目に脇役のままがよかったの書籍化を目指したいと思います  空は生命の象徴だ。  生命の母と呼ばれる海だって空の色をもらっているし、俺たち人間が生命活動を維持するのに必須な空気で出来ている。  それになにより。空には、生命の源とも言えるような不思議な力があるのではないか。  例えば、何かとても疲れる事があって、心の底から参ってしまっている時。ふと、顔をあげてみて、そこに実に晴れやかな、美しい青空が広がっていたら、どん底の気分でも何故かほっと安堵してしまう。そんな経験はなかっただろうか。  ぐだぐだと長くなってしまったが、俺が何を言いたいというと―― 「――――空のくそ
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【合格の報告】 みなさんお久しぶりです!あおです!!更新するとか言っておきながら忙しさにかまけて更新しなかったあおです!!!!!!!!ごめんなさい(土下座) いや、あの、本当にごめんなさい。その、忙しくて、えっと、あの…………ごめんなさい!!!!!!!!!!!!!!!!!!(土下座) 謝ったところで本題に入りたいと……あっやめて石を投げないで! 本題に入ります!!!!!! 第一志望の声優事務所のオーディション、合格しました!!!!!! 以上です!!!!!!!!!!!! あの、春になればもう少し詳しいことをお知らせできるのですが、現時点で公開できる情報はここまでなんですあっ
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【新作のお知らせ】 徳間文庫冒険小説賞のために新作 /_novel_view?w=23946039 を書きはじめました。例のごとく喜多村○紀とか如月○也とか出てくる予定です。スターシステムって素晴らしい! あっタイトルは 「どんなものだろうと武器(物理)になる世界」 です。みなさんよろしくお願いします~!
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ついったで、アンケートをしてみたんです。 【次のなかから、脇役の番外編で読みたいネタを選んでください】 ・祐也、はじめての子守り ・フィリア、ストーカーに追われる ・ベルの優雅な一日 ・メフィストの憂鬱 そして、結果が ・祐也、はじめての子守り 56% ・フィリア、ストーカーに追われる 22% ・ベルの優雅な一日 0% ・メフィストの憂鬱 22% ベル…… (´・ - ・ `)
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短編(完結済み) /_novel_view?w=23917991 投稿しました~( 'ω'*) 短いので、ぜひ気軽に暇潰しに読んでみてくださいっ! 脇役の更新も近日中にします……しますったら!!本当ですよ!します!!!!
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新年あけました、おめでとうございます! 年末のコメントでも書きましたが、今月から春にかけてストレスがたまることが増えると思うので、脇役の更新頻度も上がると思います!更新されていたら生暖かい目で見守ってくださいねっ! 話は変わりますが、皆様、もし暇な時間がありましたらようつべで「葵 立夏」と検索してみてください。クリスマスにぼっちで収録し、自分で編集したアルティメットぼっちなボイスサンプルが出てきます( 'ω'*)ボッチ!
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【戦隊モノってどんな作品? 7】 「――もう一度、もう一度、駆け抜けた日々は――」  五人とも初期位置から動くことなく一曲目は終わった。  新曲を聞いてボルテージの上がった観客の盛大な拍手や歓声を浴びていた零士、明人の三人が再びエフェクトに包まれる。  すぐに勇太郎の両脇にエフェクトが立ち上ぼり、三人がステージの中央に並んだ。 「わわ! ウルティマ・ヴァーミリオンよ、葉月!」 「言われなくても分かるし」 「もう、いつまで拗ねてるのよ。アイドルなんてやりたくないって自分でも言ってたじゃない」 「……拗ねてないし」  自分でも分かるくらい仏頂面をしながら、璃理から顔を背ける。
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【戦隊モノってどんな作品? 6】  きっかけ音―開演前最後のBGM―が終わって数瞬、あれだけ騒がしかった場内はしんと静まって、皆、食い入るようにステージを見詰めている。  それは二階席最前列に座るあい、璃理、葉月も同様で、明かりの落ちたステージにじっと視線を注ぐ。 「……きたっ!」  隣に座るあいが囁いた。  サスペンションが四つ、ステージの四隅に設置された台座を照らし出す。  煌めくエフェクトが立ち上った。  上手奥には氷のように光を透過し光る、青のエフェクト。  上手面には陽光のように柔らかく瞬く、黄のエフェクト。  下手奥には豊かに広がる三葉のような、緑のエフェクト。
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【戦隊モノってどんな作品? 5】 「頑張ってね、勇太郎! でも、他のアイドル相手に浮気とか、嫌だからね?」 「ばっか、アイドルだろうとモデルだろうと、あいより可愛い女の子がいるわけないだろ」 「もうやだ勇太郎ったら……!」 「はいはい、バカップル乙ー」  一度受け入れてしまえば嫌な感情を引き摺ることもなく、にわかにごちゃごちゃと話し声が増える。 「あのー……その、ジミドリはやらないんですか?」 「なっ……余計なこと、言うなよ」  そんな中、共に話を聞いていた璃理が、今の今まで存在にすら触れられなかった葉月を指差して訊ねた。  無邪気なようでいて残酷ともとれるその質問に葉月は
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【戦隊モノってどんな作品? 4】 「零士くんのその見た目とツンデレおかんキャラのギャップ、人目を引く存在感のある長身に、低音悩殺ボイス! それに、あなた、歌も得意でしょう? 一般人参加型歌番組に友人に勝手に応募されて、仕方がなく偽名で出て、結局優勝したのよね?」 「な、なぜそれを知っているんですか!?」 「それはその友人からのリークがあったのよ、ね? 明人くん?」 「リークしちまったっす! てへっ!」 「てへっじゃないだろう!? 勝手に応募したのもお前か!!」 「まあ、そんな感じでアイドルやりなさい」  ぺろりと舌を出して笑う明人に煽られて激昂する零士をよそに、カヲリは強引に話を
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【戦隊モノってどんな作品? 3】 「はああ!?俺がアイドル!?」  色濃い青空を裂くように、すっとんきょうな悲鳴が響き渡った。  季節は夏まで遡る。勇太郎たちが三年生に進級し、葉月がウルティマレンジャーに加入してからようやく一年。そこから更に璃理が加入し、明人やあいを中心とした騒動もようやく収拾がついて夏休みまでの数週間を待つのみとなった。そんなとある土曜、いつものように他のメンバーと共にオフィスに招集された勇太郎は、突如として言い渡された任務に頭を抱えた。 「戸惑うのは多いに分かるわ。でもね、勇太郎くん。これは上で決定したことなの。納得してちょうだい」  勇太郎の動揺を気にせずに、
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【戦隊モノってどんな作品? 2】 「零士、今日のキャパ何人?」  ピンマイクを弄りながら、赤を基調とした衣装の少年、勇太郎が気の抜けた声で訊ねる。 「5万5千人だ。当日券も完売しているようだ」 「うわあ多いなぁー。大変だね、零士」 「なぜ俺だけに言う!? 他人事のようだがお前も当事者だからな、明人!」 「ほら、零士クン。本番前だよ? 静かにしないといけないんじゃないかな?」 「……マツバ、うるさい」 「怒られちゃった。ごめんね、さんごくん」  青い服の少年から明るい黄色、落ち着いた緑、柔らかな桃と、本番前の緊張をほぐすように軽口が伝播していく。 「五分前です、スタンバイに着
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【戦隊モノってどんな作品? 1】  十二月初旬。冬もすっかり馴染み、乾いた寒風が道行く人々を縮こませる。  手袋やマフラーを着けて着膨れをし、せかせかと道行く人々の中。ちらほらと、冬空の下を行くのには相応しくない軽装備が目についた。  きゃあきゃあと騒ぐ女子学生の集団、スマートフォンとにらめっこをする社会人、指を絡めて笑う恋人。年齢も性別もばらばらな通行人は、皆一様にある一点を目指していた――  薄い地明かりが辺りをぼんやりと照らしている。  staffと書かれた腕章を付けた制服の男たちが夥しい人群れを整備しようと声をあげている場内は、ぎゅうぎゅうに詰められた人いきれと、高まる熱気で
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みなさんこんにちわ。スマホを地面におとしたら液晶が捲れました。今日もバイトなあおです。 すっかり2015年も末ですね。時が経つの早いものです。今年もありがとうございました、来年もよろしくお願いします。はは、はははは…… 事務所の所属オーディションやだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 年末から春にかけて所属オーディションがあるんです。なので、ストレス発散するために脇役の更新増えるかもしれません。見かけたら生暖かい対応をお願いします。 それと、今、脇役を初めから読み直しているんですけど
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新作短編と連載再開のお知らせっ! とりあえず、ノベリスタ大賞に参加している短編小説 「声優、葵ユウの事情」のリンク /_novel_view?w=23611177 置いときますね! 戦隊モ[ピーッ]とか喜多村[ピーッ]紀とかがちらほら出てきます。ページ数も少なく2.5万字ちょっと(約60~70ページ)でまとめるつもりなので読みやすいと思います。ひつまぶし……じゃなくて、暇潰しがてら読んでください! 演技のこととか声優仕事の現場知識とか出てきますが、まだ私は声優界には片足突っ込んだ程度なので、間違っていたらそっとプギャーしてくださいね! そして連載再開についてなのですが、声優うんたら
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絶望2割悲しみ2割空腹65割愛しさと切なさと心強さとが29765130割りでお送りしている脇役シリーズですが、読者の皆様に楽しんでいただけているのなら、私は、幸せです(戦隊モノ /_novel_view?w=23126648 も読んでください……お願いします……戦隊モノ /_novel_view?w=23126648 も読んでください……素敵なキャラデザ、挿絵、表紙、焼きそば(敵のボス)があなたを待っています……戦隊モノ /_novel_view?w=23126648 も読んでください……)
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明日から三日間、  紙一重  三ページ  ソーダ水 五ページ  戦隊モノ 一ページ 更新します。 もし達成してない日があったら、このコメント宛に「この漆黒の一〇八式堕天使ブルーソルティードッグ野郎め」って罵ってください 。
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紙一重書くのむっちゃ楽しい
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 甘い香りが、閑静な村をとぷりと包み込んでいた。 「今年も、商人たちで賑わうのね」  光源が小さな窓しか存在しない、狭く、暗く、傷んだ木のにおいが鼻を掠める屋根裏部屋。  部屋主である痩せた少女は、砂漠の国で織られる、上等に上等を重ねた生地を広げたように一面紅く色づいた窓の外を眺めて、ほうっと息を吐いた。  コズミ草は、猿の腰掛けに群生したきのこが傘を開く頃から雪告鳥が鳴く頃にかけて、芽が出てそれまで立派に育て上げた青葉を紅く染めあげ、じわりと抜けていく水分と共に甘い吐息を漏らして枯れていく。 夜明けの森を歩くとざくりざくりと土柱氷を鳴らすこの時期は特に、ひとたび視界をコズミ草で染めあげ
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 頭から爪先へと軽く撫で回してみるが、服装も、その下の身体にも違和感は一つもない。  自殺した時から何の変化もない――いや。  一つだけ、変化があった。 「夜光雲がない……?」  最期の時も手放さなかった、短い人生で一番好きになった世界「夜光雲は積乱雲を夢見る」が、どこにも見当たらなかった。 「どこやったかな。やっぱ、あの時に落とした?」  あの時。  急速に乾いてひりつく眼球。  ごうごうと耳元で唸る風音に埋まる聴覚。  浮遊感から訪れる本能的な恐怖は内臓を縮み上がらせ、寒気によく似たそれは身体を打つ凍てついた大気と混ざりあって。  まるで、身体の内も外もなくなり、輪郭がとろけ
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脇役シリーズリメイクのお知らせ  ぱちり。目を覚ます。  視界に入るのは、白い襖、柔らかな茶箪笥、の、上の、無駄に多いマツコファミリー(こけし十二体)、部屋を型どる鴨居。昨今ではあまり見なくなった純和室。柔らかな布団を捲り上げ、何とはなしに畳に手を伸ばした。さらさらと滑る指先にいぐさが薫り立つ。 「……夢、か」  よこらしょいっ、と一人ごちて立ち上がる。布団を畳んで洗面所へ。  ひやり。素足に廊下の床板が冷たい。  先程まで、俺は通学路を歩いていたはずだ。いつも幼馴染みと合流する十字路の少し手前。大きめの塀から張って出た白木蓮の枝が垂れていた。やっと暖かくなってきた頃だと言うのに、
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あお成長記録 2011 「わぁーよく我慢出来まちたねー!流石くされ塵王子様(元)すごいすごい!でも、ギリギリキレなかったとは言えこれしきの事でキレそうになるなんてー!!心がせ・ま・い・ね・☆」 「ブッコロス!!」 皇紀が馬鹿にした口調で言った途端、くされ塵王子(元)が遂にキレた 今のはたしかにムカつくな………というか、皇紀もそう呼ぶことにしたのか ダンッ! 音をたてて地面を蹴り、くされ塵王子(元)が皇紀に向かって飛び掛かる …………だが!! 「結!!」 ガツンッ! 「ふぐぅあっ!!」 くされ塵王子(元)は突如目の前に現れた結界に顔面から衝突し、潰れた声を出した 「「はははははははははははは
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 甘い香りが、閑静な村をとぷりと包み込んでいた。 「今年も、商人たちで賑わうのね」  光源が小さな窓しか存在しない、狭く、暗く、傷んだ木のにおいが鼻を掠める屋根裏部屋。部屋主である痩せた少女は、砂漠の国で織られる、上等に上等を重ねた生地を広げたように一面紅く色づいた窓の外を眺めて、ほうっと息を吐く。  コズミ草は、猿の腰掛けに群生したきのこが傘を開く頃から雪告鳥が鳴く頃にかけて、芽が出てそれまで立派に育て上げた青葉を紅く染めあげ、じわりと抜けていく水分と共に甘い吐息を漏らして枯れていく。夜明けの森を歩くとざくりざくりと土柱氷を鳴らすこの時期は特に、ひとたび視界をコズミ草で染めあげ、薫り立
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