西 東

理解不能の先。

理解出来てしまったら不味い話なのではないか? 読了して先ずはそう思いました。 ただ今時な言葉で表すならメンヘラなのかとか、共依存の関係もあったのではとか、他人は他人なりに自己の知る言葉でしっくり来る
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西 東

不思議な友達。

冬のお話でありながら暖かい気持ちになれる物語でした。 童話らしく不思議さが混じる内容なのですが、大人びた部分を垣間見せながら自らを子供と言いきるうさぎさんには『本当に?』と尋ねたくなるのですが。笑
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西 東

覚えていてくれる存在。

『僕にだけ見える友達』 その正体はハッキリと明言されていませんが、読後になんとも言えない柔らかな暖かさと、切なさを少しだけ感じられます。 また作中に『相手の土俵に立つ』との台詞がありますが、その後に
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西 東

私とは。

感謝の気持ちをつづる手紙の読み上げから始まる辺りから、ジャンルも恋愛だし感動の内容が続くのだろうかと予測したのですが。 進むほどに、ほんのりと少しずつ入り込んで来る幸せを乱す内容と、恋愛にある駆け引
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西 東

約束。

スマホや動画サイトが世界を広げてくれて、また逆に狭くもしている昨今ならではの物語だなと思いました。 小さなコミュニティならではの、全員と分け隔てなく付き合える強みが頑なになった心をほぐしてくれたので
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西 東

意外な主人公。

学び直しをする主婦が主人公であることに先ず驚きました。 そして独特の世界観にも意表を突かれるだけに、もっと長く執筆された作品だったら変化する時代はどうなっていたのだろうとも興味をそそられますね。
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西 東

お礼が言えるなら大丈夫です。

そして謝る事も出来るなら、周りを巻き込んでのミッションも許されるのでしょうね。 まとまった時間の取れない親ならではの、ちょっぴり迷惑でありながら周囲の人さえわくわくさせてくれる誕生日の出来事は読んで
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西 東

タイトルが不穏で、

一瞬、ホラーなのかなと思ったタイトルでしたが、私の中での発音とは違う響きでの台詞でしたね。 誰かとの繋がりをことごとく断ち切る生き方をして来た主人公には、言ってしまって良いのかは判断が付かないのです
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西 東

他人はその孤独を理解するのだろうか。

支える者も支えてくれる者もいなかったのではなく、奪ってしまったモノ奪われてしまったモノの重さがどうしようもなくのし掛かって来る様です。 語る人が年々少なくなって行く記憶は、個々の中に残されひっそりと
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西 東

複雑さと単純さと。

神様は意地悪だと口にしてしまうのは、人がつい願いを上乗せしたり良いとこ取りの欲張りだからかも知れませんね。 フライヤーと言う空を飛ぶ事が出来る世界観意外は、ファンタジー寄りの設定がないのが斬新で、そ
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西 東

あるべき形。

型にはめたがるのが人間で、そうする事で安心感を得たいのだろうと考えます。 真面目と言うか、大多数の中に含まれていたいのは人が社会性を持つからであり、そのふんわりした大多数の考え方から外れていると思わ
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西 東

体験。

今ほどに管理された食事もなく、また犬猫にとって人間の食べ物がどうした影響を及ぼすかが知られていない昭和の頃ってペットの寿命は短かったなと思います。 コンカギの様に寂しさに寄り添う犬の癒し効果に気づい
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西 東

理解する、理解されない。

地球人が地球人たる理由に持って来た感情は、アルデバン星人の繁殖方法からしても理解し難いものだったろうなと想像がつくだけにラストの決意に悲壮さを覚えます。 宿主(でいいのかな?)にやがて成り代わり、そ
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西 東

匿名性。

間違っている考えかも知れませんけど、これ、今あるSNSを揶揄しているのかなと考えてしまう部分がありますね。 自分が誰なのかが分からないなら良いよねと、悪意をネット上では容易に吐き出してしまうのとは逆
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西 東

不安定な存在。

シュレディンガーの猫みたいに、案外人は認識を誰かにしてもらう事で存在するのかも知れないとちょっと不安を覚えた所で、思いっきり地に足つけた先野光介の現実的考えは安堵するものがありますね。 現実的な考え
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西 東

本懐を遂げたのか?

自然と集まって来る。 本文の中にあったこの言葉が、すでに呪いであった気もするのですが……。 丁寧な口調で語られる内容には自身の性格をきちんと把握した部分もあるためか、予想外の展開にも驚かされるので
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西 東

向かう場所。

先ずは、新しく出来たカテゴリーだとジャンルを確認して思いました。 国の未来を思いながら、その為には自身の身に起こる悲惨な結果も受け入れなければならない立場は苦しいものでしょうね。 でも受け入れてい
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西 東

掴み損ねた未来。

幻想的なタイトルからは想像のつかない内容でした。 ですが、前半の幸せな世界から一転しての後半の重苦しさと少しずつ高まって行く緊張感が胃の底にヒリヒリ来ますね。 踏みにじられた花と幸せ、煙草の吸殻と
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西 東

季節感。

何時から秋であり夏の終わりになるのかを議論している様子は和気あいあいとしていて、ちょっとしたやり取りに男女間の差やキャラの性格が現れていて楽しかったです。 話し合いが長引き、決着がつかなくなってから
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西 東

一筋縄では行かない。

読了してホラーですけど、ミステリーやオカルトの要素も加わっているなと思いました。 夢日記、この物語の様に受験対策の一つとして進められていたら半信半疑でも付け始めてしまいそうです。 志望する学校へ行
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西 東

成長。

子供から大人へと変わって行く様子が、みずみずしさと共に書かれているなと思いました。 遊びたいばかり、楽しむ事を優先して嫌だと感じる事は後回しに。 本当は誰が悪いのかを知りながら、子供ならではの甘え
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西 東

タグに偽りなし。

深刻な雰囲気があるかと思えば、彼女の自由さに気の抜けた状態になる。 一言だけの返す言葉で物語の空気感が次々と変化するのは、しっかりとした内面の描写があったからなのだろうと思います。 しかしまあ、見
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西 東

カワイイ。

詩っぽいとあった様に、確かに詩の様に短い文章で綴られる内容がなんだかくすぐったい雰囲気ですね。 似た感情を味わった人の中には、ありありと思い出して一人でこっそり赤面している方もいるのではと思います。
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西 東

含まれる感情に注意。

初っぱなから緊張感のある出だしと、そこからわずかな制限時間の中で目まぐるしく変わる彼氏の思考には思わず応援したくなるものがあります。 それだけ巧みに引き込まれる描写の中では、読者である方の感情も目ま
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西 東

使われたくない?

偽薬とか、プラセボ効果(プラシーボでしたっけ?)とか、人の心理に働きかけて治療を行う方法もあるのだとは知っている方も多いでしょう。 しかし、会話でポンポンと進んだ先にある解決法はできれば使う必要がな
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西 東

時間薬なのでしょう。

フェスの熱狂と失恋の疼きが絶妙にブレンドされていて、そこに親友の思いやりが加わるからか、人の優しさと切なさを感じますね。 とは言え、最後の一文に笑ってしまったのですけど。 それだけフェスを楽しみ、
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西 東

全ては神の手の平に。

タイトルを回収しての終わり方は見事だと感嘆しました。 しかし、不思議な世界観ですね。 事実と虚構が絶妙に絡み合い、読後に思う感想はタイトルとは真逆の『神はサイコロを振らない』。自身の運命は自分の手
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西 東

相思相愛の形も様々。

先ずはごめんなさい。 恋愛カテゴリーだから本来なら、キュンとするべき所で笑っていました。 シチュエーションは間違いなく胸の鼓動が高鳴るはずなのに、初手に出された長すぎる肩書きが全てを残念な雰囲気に変
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西 東

落語の様です。

ポンポンと小気味良い語りと展開が落語の様で楽しかったです。 階段落ちからの転落人生……人生なのかな? 初心者マークな主人公の台詞に訂正を与えるものの、自分達は所詮お役所仕事なのか。 適当なでっち上
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西 東

大義名分は必要なのですか。

上が決めたのだからとか、偉い人が言うのだからと純粋に信じて従えるほどの考えなしな人間にはなれない。 だけれど自ら動くには経験も知識もない。 ゆっくりと泥沼にはまって行くのが戦争なのでしょうね。
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