西 東

実際にありそう。

実際に戦争をし、戦場にて生き死にの経験をした兵士が後遺症で苦しむと言う話は聞きます。 脱走は戦犯となる時代に逃げた二人が、だからこそ次に会う場所を半ば皮肉めかしこみ『あの世』としたのは強く生きたいと
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西 東

冷静沈着。

『育てる』で、この発想ですか。 お互いに冷静な語り手と、幽霊になった幽霊らしからぬ佐東さん。 知古と言うほどではないけれど見知った人の幽霊で、しかも怖さが無さすぎると『らしくさせた方が良いのかな?
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西 東

ほのぼのコメディ。

途中で『私なにやってるの?』と、一瞬正気に戻るところで一番笑いました。 それなのに、可愛い息子と息子のパートナーを悲しませない為に奮闘するお父さん……。 世間一般の格好いいとはズレているかも知れませ
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西 東

ホラーですが展開は熱い。

逆算して創られたのかな? と、そう読み終えてから色々考えてから思います。 構成や伏線の入れ方が何時も通りに上手くて、読んでいて引っ掛かりとなっていた疑問が解ける度に驚きや納得、登場人物それぞれにある
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西 東

効率化、なのか?

いやいや初っぱなから軽過ぎるでしょう。 まあ確かに魂だけなら軽いのかも知れませんけど、扱いが酷過ぎませんか。 人類の数が増えたが為に天使も頭数が足りなくなったのか、それとも人から信仰心が減ってやさぐ
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西 東

強さとは?

タイトルと父母の台詞から、多分……と予測はつくのですが力強さと暖かさの残る物語でしたね。 読み終えてから考えると不変のサボテンはこの家族の在り方を象徴している様にも思えます。 けして咲かない花が咲
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西 東

依頼は達成しても。

相変わらずのポリシーと、自分のスタイルを真面目に貫く先野の仕事ぶりは堅実とか実直の言葉が似合うのでしょう。 が、少しズレた答えも用意されている本シリーズでは依頼を達成していると思うか思わないかは読者の
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西 東

不穏なタイトル。

最早タイトルから漂ってくる不穏さに興味が湧きます。 ちょっぴり先走った予測でループものかな? とも思ったのですが、天使からの忠告も中々不穏さを漂わすだけに登場人物が怪しく思えてしまうのも事実です。
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西 東

腐葉土って草花の栄養。

痛し痒しなのか? 思わぬ秘密を盗み見てからの関係のほうが、クラスの皆さんと一緒にヤキモキする仲ですよね。 同時に笑うのですが。 恋愛大好き。それも分かるのに、いざ我が身となると鈍る決心や、気づかぬ鈍
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西 東

どこかで起こっていそう。

世のお父さんにしてみればブラック・ユーモアになっているかもと考えてしまうのですが、冒頭の女子高生の愚痴りあいに現実味があるからこそそう感じるのかも知れませんね。 『回収センター』の一文には色々と想像
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西 東

千冊の思い出。

これからも新たな思い出を作って行く千冊になるのだなと、先ずは読了してそう思いました。 素直な構成で驚く様などんでん返しもトリックもないのですが、登場人物の一人一人の誰かを思いやれる暖かさが涙腺を刺激
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西 東

穏やかですが。

最後の一文にそこはかとない怖さと言いますか、不穏さを感じ取るのはその前にある輪廻転生の仕組み(?)に関する説明の為なのでしょうか。 物語の全体に流れる雰囲気は穏やかで、ゆったりと構えている大らかさな
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西 東

伝えたい願い。

伝承を元に脚色しているそうですが、戦を避けたいと願うのは巻き込まれる側の普遍的な願いなのかも知れませんね。 ただ、このお話の中では最初から創作として描かれているので、その戦を回避する手立てがいかなる
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西 東

チート能力かと思いきや。

タイムリープと聞くと、『やり直しが効くだけ人生楽勝じゃないか。』などと思ってしまうのですが、そこは幾つかの制約があって何もかも思い通りにならない設定が秀逸ですね。 時間を巻き戻して逃げるを繰り返す相
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西 東

テンポが良い。

時代ものとは言えどテンポが良く、またかしこまった難しい言い回しではない言葉を選んで書かれているからか『どうした意味?』と途中で悩む事もなくて読み進められて面白かったです。 サクサク物語が進むだけに登
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西 東

小さな願いは大きな願い。

ほんの少し最後に救われはしたけれど、失ったものは戻らないと噛み締めている彼には気休めに過ぎないのかも知れないと考えてしまう内容でした。 平和って実は戦わないと手に出来ないのではと考えるのですが、知恵
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西 東

切なくも力強い。

あらすじを読んだ時点で、成就する事のない片思いだろうとは容易に予測していました。 ですが上手く表現出来ないのですが、切ないながらも残されて生きて行く人のしなやかな強さを最後には感じました。 先に旅立
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西 東

チラ見せは罪。

途中、タイトルコールとばかりに連呼しているのには笑いましたが、可愛いらしいオチに落ち着いたのは作者様らしさがありますね。 しかし、チラリと不意に見てしまったものに一人悶々と悩み抜くのは若々しさ故の気
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西 東

無いもの、有るもの。

他人の有する感情など、傍目から見てそうそう判るものではありません。 偽善者や偽悪の様に『善』『悪』の前に『偽』と付くがためにややこしくなるものもありますし。 案外と自分自身でも己の感情がどんなもの
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西 東

すでに始まっているのでしょう。

幼い子の願いが叶います様に。 そうとは簡単に思えない所のある物語ですね。 真摯な願い叶えられるものではなく、自ら動く事で叶えてゆくものだと気づいた時こそが行動する時なのでしょう。 でも多くの人は行
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この作品は非公開になりました

西 東

覚悟と勇気の物語。

『忘れ者』や『怪者』、『セカイ』と言った世界観を現す造語(で良いのかな?)が非日常を演出していて良いですね。 それから作者様らしいと思ったのが、小物の使い方の上手さです。 消しゴム一つから汲み取る
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西 東

考えるのは楽しい。

まあ、難しいでもあるのですけどね。 考え事……アイデアを練るのは最初は嫌々でも集中する程に楽しくなる一面が確かにあると思います。 中学生の時にこじれた関係が時を得て、高校生になってから復活する様子が
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西 東

剣と魔法は無し?

成る程と納得すると共に、『剣と魔法』がある世界ばかりが異世界じゃないと気づかされて目から鱗が落ちる気分でした。 そして『アイデン』の細やかな設定と、それがいかに浸透し、あるべきものとして存在する日常
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西 東

相手を変えるのは難しい、けど。

しかし、異世界への『引っ越し』を垂れ流した人物の最終目的は、ナニだったのだろうと読了後に一考してしまいますね。 異世界への転移なり転生なりの物語は、現状の打破や打開の物語ではありますが、ここまで広く
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西 東

淡々として色濃く。

『御国の為』と言う言葉がどれだけの重さを持っていたのだろうなとか、その重さがどんなものだったとしても、個人が背負うにはむしろ軽々しいと思うのは私達が平和な時代に生きているからでしょうか。 淡々として
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西 東

こんな演目は嫌だ。

こちらは正に怪演と言った内容ですね。 多くの人が眠る時間に起きている点から、すでに異常事態に巻き込まれていたのか……。 旧知の仲である兄弟との車中で交わされる会話の軽妙さ、明るさは、ちっとも子ども
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西 東

初の長編、楽しかったです。

長編と言うだけあり登場人物も多く、また探偵がベテラン(?)新米、エースと三者三様なだけに受け持つ仕事の性質も違う。 それらの違いも楽しめました。 同時期に無関係に始まった仕事が、互いに絡まりあって複
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西 東

とらえきれない感情。

仲良くなりたかったのだろう、とは少し違った読後の感想を持ちます。 満たされないのはお腹ではなく心……精神的な部分であるのでしょうね。 思う様に行動出来ない、予測不能の事態に日々見舞われて、渡すべき
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西 東

結果論。

回り道しないと見えないものってありますよね。 たとえば富士山は思いっきり遠回りしないと、その美しい姿の全貌は眺められないですし。 『急がば回れ』などと言う言葉もあるのは、思い込んで狭量になってしまっ
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西 東

パンダコは幾度も持ち去られているのだろう。

すいません。今回はかなり的外れな感想になります。 ゲームのモブキャラが語る、それも生き生きとして確かに存在すると思える程に……。 この辺りの表現力が巧みなだけに、ラストには物悲しさと意外な結果に考
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