ファンタジーとしての三人称背景描写は丁寧に描かれていて、バトルシーンの緊迫感や迫力の伝え方も見事。 間に挟む効果音も、アルファベットを用いたりと工夫がされていて斬新です。 気になったのは心理描写。 「

目を向ける場所が違う、というのはこう言うことを言うんだろうと思いました。 運命の赤い糸ではなく、青や緑の糸、ユニークな発想は魅力的で吉。 また、時々「世界観は良いがストーリーがそれを殺してしまっている

魔王が視点のファンタジーはいくつか読んだことがありましたが、この作品の設定は初めて。よく練られていて、シリーズになっているため、他作品との繋がりも見どころの一つだと思います。描写も非常に丁寧で、無知で

タイトルから勝手に冗談多めのラブコメっぽいファンタジーあたりを想像していたのですが、オープニングで見事に裏切られました。 もちろんいい意味で（自分はそういったファンタジーが苦手なので）。 変態、という

このファンタジーが他のありきたりな作品と格段に違うところは、世界観が非常に細かく描かれているところです。 ただ主人公がいて、ヒロインがいて、悪役がいて…なんて意味のない（意味のないと言っては語弊がある

おそらく、自分が知る限りでは最も過小評価されている作品。処女作と言うこともあり、正直最初はお世辞にも文章力、展開ともに劣ってはいる。しかし、300まで読めば一切気にならなくなるレベル。最後まで読み切っ

前作に引き続き見事な世界観と魅力的かつ個性的なキャラクター、センスある台詞、詩のような文章。 ファンタジーの中ではトップクラスの作品でした。 今回の作品では、前半はラブコメ風のファンタジーではありまし