六月の鈍色

彼女は今日も、そこにいた。

にゃんデッド

6分 (3,501文字)

12 32

あらすじ

  ************************************** 彼女の事を、僕は何も知らない。 好きな食べ物も誕生日も、 住んでいる家も通っている学校も、 名前も声も聞いた事

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目次 1エピソード

感想・レビュー 3

幻想的というのか超常的というのか、はたまた叙情的だなぁと言えばこの心情は誤解無く伝わるのか。 特に怖い訳でもない、かと言って哲学的な何かを感じさせる訳でもない、しかし不気味かと言えばそれもまた違う。
ネタバレあり
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「儚くも 散り行く定めの 花二つ 『活きたる』心 その身は宿す。 」 …自分は生きる価値も無いと思う者と 自分では動く事も出来ずにいるしかない者… その二つの心の繋がりもまた、 「活きている事
ネタバレあり
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ここに書かれていない背景全てが怖く感じます。未来のない主人公の孤独も喋らない彼女のこれまでの人生も、死とか破壊とかにまみれていて、とても騒がしい。 なのに、この2人だけの空間に入ると全ての雑音が消え
ネタバレあり
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