受賞

そんなの、ひとりで抱えんなよ

いつもクラスの中心だった三浦香苗。高校で再会した三浦はあの頃の面影を失っていた。

山城 木緑

青春 完結
14分 (7,995文字)
超妄想コンテスト「優しい嘘、悲しい嘘」佳作に選んでいただきました_(._.)_アリガトゴザイマス

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あらすじ

中道は中学の時に同じクラスだった三浦香苗と高校3年で同じクラスになる。 中学時代、思い出のひとつであった明るく元気な三浦香苗は見る影もなく、そこには周りと接触を避ける三浦香苗がいた……。

感想・レビュー 6

「嘘」の根底にあるもの

優しい物語。それに尽きる。 青春であり恋愛ではあるのだけど、無理のない自然な優しさで充ちる、切なストーリー。 実は結末にちょっと泣きましたw 彼は中学時代の彼女に恩を感じていて、いつか感謝したいと思
ネタバレあり
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様々な感情が揺さぶられる傑作でした。

「恩返し」によって強く動機づけられた主人公の想い。その「恩返し」を生み出した三浦さんの優しさ。途中、胸を締め付けられるシーンもありましたが、最後にハッピーエンドで終わらせる作者さんの優しさにも感激しま
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二人の距離感

中学時代、それは他意なく自然に彼女から主人公へ縮めた距離感。何気ないその行為は、彼を救う。 時間が経ち、高校三年になってふと気付いた時に広がっていた距離感。今度は彼から彼女に向かって近付いて救い出そ
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