老木の手

賢治が北海道・網走の祖父の家で見たものとは。

蝦夷雪ひつじ

11分 (6,030文字)

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あらすじ

「あっ」  その瞬間、賢治は自分が声を発したことに気がつかなかった。目にした光景の意味がすぐに飲み込めず、心が騒ぐ。  そこに見たものは…… ー本文よりー

目次 ・ 全6エピソード

16ページ

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感想・レビュー3件

幼い頃の一冬の祖父との思い出。そこで出会ったものが主人公、賢治の人生を変えることとなる。 美しい表現で描かれる北国の冬の情景と、読者を釘付けにするような剥製になった動物たちのリアルな描写に惹き込まれました。方言の混じった祖父と賢治の言葉には、どこか懐かしさを感じます。 全く知らない人にも分かりやすく、それでいて口説くない説明で、読者も剥製職人の仕事を垣間見たような気分になれると思います。 心温まる物語をありがとうございました^^
ネタバレあり
・1件・3件
派手なストーリーはないのに、精巧な写実画を見ているようで見入ってしまいました。 無駄なく敷き詰められた一つ一つの言葉たち。 足を踏ん張り、汗をかき、年齢を重ねていく人物たち。 美しい。 それが一番の感想です。
・1件・1件
読了です? 命なき者に命を知る。もしくは命を吹き込むでもよいかな。 興味深い題材でした。 写実的な描写に北国の雰囲気が滲んで、凄くノスタルジック。思えばさまざまなディティールの部分で懐かしさを強調している。 かといってどの時代から見たという決定的な表記や表現がなく、どの時代からみてもどこか懐かしい。 この小説は何年経っても、何十年経っても風化することなく色褪せることもない。それはまるで剥製のように。 とっても面白かったよ。
・1件

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その他情報

公開日2019/2/13

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