葉見ず花見ぬさだめに手向ける

花に生まれる魂と、此岸の言葉を結びつける、「花結び屋」の罪と罰

篠藤 ユウ

14分 (7,940文字)

13 1,910

あらすじ

花に生まれる魂がまた一つ、彼岸の「花結び屋」で目を覚ます。 そこで魂は選択する。此岸でどんな花の姿になるか。 花結び屋は、真っさらな魂の願いを聞き取って、 人が花に与えた意味――花言葉に結びつけ、 花

感想・レビュー 1

本質にこだわる悲劇とよろこび。

虚飾や虚偽をひたすらにきらう精神性は現実の生活ではまったく報われませんが、その悲劇を浄化してくれる力がこの作品にはあります。とてもとても深いレベルで。
1件