星の降る夜に

――僕らは流れ星みたいだ。

伊勢祐里

8分 (4,646文字)
妄想コンテスト「星降る夜に」応募作品です。

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あらすじ

 大切な思い出を詰め込んだリュックを背負い、少年はあの子に会いにいくため銀河鉄道に乗り込む。

目次 ・ 全1エピソード

12ページ

感想・レビュー2

繊細かつ明瞭な文章力

 とても美しい文体で、私もこういうのが描けるようになりたいと思いました。  皮膚に伝わる感覚と、夜の中の光を感じる文章。  時折クローズアップする描写がしかし違和感なく。  モンドリアンとか時折知らない言葉もなんとなくイメージして読み進められます。 「まだ少しだけ眠り足りない」からの下りのスムーズさが好きです。  汽車の描写も目線が独特で迫力があります。  細かいところだと ・「ジリジリと熱い夏」の前に「あれは」を付ける(回想と思わず一瞬戸惑う。一瞬でもノイズの元は排除したほうがいいです)。 ・ホームに星の砂というのは素敵なのですが、現実的ではない分最初は「?」とぼんやり読んでしまうので、主
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世界観。

銀河鉄道に乗り込む少年。その目的。 先に銀河鉄道に乗り込んでいた少女。その目的。 二人は出会いそれぞれが抱えていた「大切のもの」と彼らの運命を悟った時、いち読者でしかない私の感覚は、そこにただ浮遊しました。 切なく美しく儚い。そんな感想で胸が締め付けられる。 浴びせられた世界観に私は酔い、列車の振動のように鳴る鼓動を感じながら、作中にしばらく漂いました。 彼らの目的を共有したい。そんな事を思わせる圧倒的な世界観。 本当に素敵な小説でした。好きです。
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その他情報

公開日2020/6/29

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