蛍大名

戦国時代末期。元名門の軟弱武将は己の命運をかけて、天下無双と謳われる男と対峙した。関ヶ原の戦い舞台裏、大津城籠城戦を書く

宮川 千

1時間35分 (56,693文字)

51 1,110

あらすじ

慶長5年9月15日(西暦1600年) 東軍:徳川家康と西軍:石田三成は関ヶ原にて雌雄を決した。歴史に名を残す史上最大の決戦となったが、その結末はあっけなく、東軍の大勝というものであった。 西軍はなぜこ

感想・レビュー 2

人の根底にある信念の美しさ

読了しました。 織田信長、豊臣秀吉、徳川家康。三英傑をはじめ、武田信玄、上杉謙信など戦国の世には強者たちがきら星の如く跋扈していました。 その中から宮川チャンドラさんが創作の題材に選んだ人物は大津の蛍
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戦国時代を生き抜いた心優しき大名の物語

「蛍大名」の呼び名にこめられた京極高次の姿が、物語の進行と共に少しずつ変化していきます。軟弱、優柔不断と呼ばれた高次は戦乱の世に巻き込まれ、己の弱さを知り、強き者に行く手を阻まれながらも本当の強さとは
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