波の音に染む

高校2年生の夏、僕は彼女に恋をした。彼女はいつも、僕の妄想の中に現れる。今にも波の音が聴こえてきそうな淡い初恋の物語。

雪乃かぜ

恋愛 完結
17分 (9,999文字)
渚の街の波の音が聴こえる、どこか懐かしい青春物語。

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あらすじ

『名』『波』『なぎさ』 この名前が出るたびに、 僕は彼女を思い出す。 JR横須賀線の下り、逗子行き。 戸塚駅、7時40分発。 彼女は毎朝、同じ車両に座っていた。 偶然にも彼女の前に立てる日なんて

感想・レビュー 1

また、あした

 社会人五年目。営業の仕事に就く主人公はある日、顧客の名前から青春時代の深い思い出を連想しました。その思い出は、高校生の時の印象的で切なく淡いエピソードを彼の心の中で再現さるもので……。  このお話
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