少女の足跡

かつて失われた足跡が、今、ここに。

青波零也

10分 (5,724文字)
Xと「私」の無名夜行、少しだけ話が進展する……のか?

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あらすじ

「もし、そこの方」 Xは声をかけられて立ち止まる。声をかけてきたのは、二足で立ち、二本の腕を持つ人、つまり私たち「人間」と変わらない姿かたちをした人だった。 それはここではないどこかを見つめる瞳と、

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