今日もまた、小さな箱を持って

腹を立てながら、階段を上る女性のお話です

桜井清志

10分 (5,982文字)
五階建て以上でエレベーターがないアパートは、家賃が安いときがある。

41 2,160

あらすじ

明美は小さな箱を持って、いつもの階段を睨みつけた。配達員として、何度も上ってきた階段だ。 目的地は、最上階にあたる六階の、つきあたり。 なんで自分がこんなことをしないといけないのだろう。 そんな苛立

目次 1エピソード

感想・レビュー 3

階段を上るたびに期待値も上がる

単純な仕掛けに組み込まれた話が 複雑な心理の迷路を行きつ戻りつ 構想と構成と構築が明瞭で痛快!
1件2件

本音とは。

ほんとにこんなことがあったら嬉しいな😆 と思いながら読んでました。 女性の心理を見事についてるなって思いました。 ボーイッシュな格好ばかりしている人って、 実は女性らしい格好に憧れてたり。 男性
ネタバレあり
1件4件

男勝りな女性と柔らかい男性の物語

乙女心をなくそうとあがく明美さんにふたたび恋心が湧き上がる、恋愛ストーリーですね。 明美さんの怒りポイントは、仕事に対するプライドからくるもの。女性として見られること。客に気を使わせること。すべて自分
ネタバレあり
1件1件

この作品を含むお気に入りリスト 1件

その他情報

公開日 2021/9/27