LaCKiNG

ある日、無数のアンドロイドが高層ビルから飛び降りた。揺れる世界の片隅で、少年とアンドロイドは言葉を交わす。

夏見 有

SF 完結
5分 (2,946文字)
感情とは一体何なんでしょうね。

3 130

あらすじ

アンドロイドたちは自らの不遇への抗議のため、一斉に高層ビルから飛び降りた。 その映像を自宅で見ていた相内優輝(あいうち ゆうき)は、母代わりとして家事を行うアンドロイド、マミに問いを投げた。

目次 1エピソード

感想・レビュー 2

すこし鼓動が大きく感じるような、ぐっと感じ入る読後感に浸ることができる短編です。

冒頭から異常事態を読者に叩きつけてくる展開に、すっかり引き込まれてしまいました。 息を飲んでそこから読み進めていくと、後半からは人間の少年と家庭用アンドロイドの交流が描かれています。 一見すると心温ま
1件

感情というテーマ

アンドロイドの集団自殺という衝撃的な展開で幕を開けますが、その後は優輝とマミの交流が描かれていました。 恐怖を死で体現するアンドロイドがいる一方で、完璧でありながらどこか無機質な交流をするマミというア
ネタバレあり
2件1件